2023年1月29日 19:00
市川染五郎、“美少年”と話題も自分では「不思議」 木村拓哉との親子三世代共演に感慨
――信長役の木村さんとずっと一緒にいたと思いますが、実際に共演してみてどのように感じられたんですか?
父が「木村さんはご自身の役だけではなく、作品全体のことを考えてらっしゃって、本当に細かい部分の見え方までこだわる方だ」と言っていたのですが、実際に共演させていただいて、常に全体を見ていらっしゃるのを実感しました。初めてお会いした時は、やっぱり「キムタクだ!」という気持ちになってしまったんですが(笑)
――染五郎さんは今17歳とお若いですが、その世代として木村さんはどういう存在でしょうか?
やっぱり、スーパースターだというイメージです。昔からお名前は身近に感じてましたけど、まさか共演できるとは思ってなかったんです。父が染五郎だった時代に共演していて、”染”と呼ばれていたと知っていたので、自分が染五郎を襲名してなんて呼ばれるのかなと思っていたら、殺陣の稽古のときにいきなり「染」と呼ばれて、感動しました。三代で共演させていただいて、すごいことだなと思っています。撮影の時には、ちょうど父が京都の南座の歌舞伎公演に出ていたので、撮影が終わった時に撮影所まで来て。本当に久しぶりに父と木村さんが会い、すごい瞬間を見たなと思いました。