2016年12月25日 12:00
『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン監督「ミラよりも娘の演出の方が緊張した」
――注目の結末は、アリスを通して女性の力強さが打ち出された素晴らしいフィナーレとなりました。
ゲームも映画もシリーズとして振り返ると強い女性を描いてきた。例えば第1作目の『バイオハザード』(02)のポスターはミラとミシェル・ロドリゲスの2人が並んでいたし。そもそも強い女性をずっと打ち出してきたので、最終章ではその原点に回帰しているんだ。『バイオハザード』は、アリスの壮大な旅を描いてきたシリーズでもあるのだから。
――シリーズを終えられて、燃え尽き症候群になったりはしなかったですか? また、ミラさんとの今後のコラボレーションについても聞かせてください。
全然、完全燃焼はしてないよ(笑)。こういうバトルが盛りだくさんの映画は撮っていて全然飽きないから。
そして、ミラとの共作について、今明かせる話はないよ。本作もついこの間仕上がったばかりだから、今は少し休憩かな。ただ、彼女とはこれまで7本もいっしょにやってきているし、彼女は私のミューズだから、きっとまたいっしょに仕事をすると思うよ。
■プロフィール
ポール・W・S・アンダーソン
1965年3月4日、1965生まれ。ジュード・ロウの主演映画『ショッピング』(1993年」