2016年12月28日 11:00
『逃げ恥』大ヒットで『半沢直樹』以降の勧善懲悪ブームが終了! - 秋ドラマ21作を総括! ベスト作品&俳優は?
斬新な演出でプロモーションビデオのような軽さを生み出していた。1人1人の助演も効いていたが、ヒロインが苦悩するシーンをもう少し掘り下げたほうが、感動を得られたのでは。
採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】
○『コック警部の晩餐会』水曜0時10分~TBS系
出演者:柄本佑、小島瑠璃子、えなりかずきほか
寸評:「1話30分のライトな刑事コメディ」というコンセプトに柄本がフィットせず、持ち味が出ていたとは言えなかった。そのためか、女優デビューの小島、笑いのメインに据えられたえなりも窮屈そうな印象に。深夜らしいB級感がほしい内容だが、マジメに作られていたのはスタッフの人柄か。
採点:【脚本☆☆演出☆キャスト☆視聴率☆総合☆】
○『ドクターX~外科医・大門未知子~』木曜21時~テレビ朝日系
出演者:米倉涼子、岸部一徳、西田敏行ほか
寸評:予想通りの横綱相撲。泉ピン子の投入以外は何も変わらず、PPAPなどの時事ネタを織り込みながら、これまで通りの内容で押し切った。「大門の手術が成功するのが分かっているため、周囲の敵が小物に見える」きらいはあるが、平均視聴率20%を獲れる唯一のシリーズだけに変える必要はない。