くらし情報『映画『3月のライオン』は原作をどう立体化したのか? それぞれの視点 (1) 桐山零は固定された”キャラクター”ではない - 神木隆之介』

2017年4月17日 10:00

映画『3月のライオン』は原作をどう立体化したのか? それぞれの視点 (1) 桐山零は固定された”キャラクター”ではない - 神木隆之介

初めてのことですし、本当に素敵な役者の方たちがいらっしゃるので、おこがましいですが、きちんと中心に立てるかどうか……。

どのようにすればきちんと「中心に立っている」という定義はないですが、主役として芝居だけでなく、立ち居振る舞いも頑張れるかな、技量は大丈夫かな、といったプレッシャーを感じていました。実際の撮影現場では皆さん優しくて、以前共演させていただいた方もいて、和気藹々と進んでいきました。

――演じていく中で神木さんが改めて感じた、”桐山零”の像について教えてください。

最初はおとなしい人間なのかな、と思いましたが、実際はおとなしくなくて、タイトルにもある通りライオンが心の中に住んでいる。心の中では、暴れているんだろうなという印象はありました。それでいて、孤独が端々に見えるよう、どこか静かに見えるようにしなければいけない。

僕はリアルな人間を演じたかったので、桐山零という”キャラクター”は、作りませんでした。
もちろんキャラクターではあるのですが、原作自体も桐山零という人間の性格や考え方を、固定するということはないんです。例えば話し方も、人間関係や親密度、立場によって全然違う。

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