2023年6月11日 11:00
鈴木福、「ミュージカルもできる俳優」として成長していきたい ボイトレにも通うように
大きな過ちを犯して死んだ主人公“ぼく”は、ガイド役の天使・プラプラに導かれて、自殺を図った中学生・小林真として人生の再挑戦をすることに。思春期ならではの悩みや葛藤と向き合い成長していく主人公の姿に、明日への希望を見出す再生の物語だ。
鈴木自身も原作に魅了されたという。
「若い人が読みやすい作品ではありながらも、扱っている内容はすごく重いですし、それぞれ暗いものを持っている登場人物たちが入り混じっていく。そして、深く強いメッセージを残してくれるところがすごく素敵だなと思いました」
●“今を生きる”大切さを改めて実感
また、原作やミュージカルの脚本を読んで、日々の生活や人生に対する意識が変わったという。
「この作品は『今を大切に生きる』というすごく大きなメッセージを残してくれるなと感じました。『今を生きよう』『一瞬一瞬楽しく生きていかなきゃもったいない』ということはこれまでも感じていたことですが、改めてその大切さに気付かせてくれた気がします。見てくださる方にもそういうことを受け取ってもらえたら。
生きていなきゃ何も起こらない。死んでしまったらそこで終わってしまうので」
出版から20年以上経った今もなお多くの世代から愛される児童文学の金字塔を、「せたがやこどもプロジェクト2023」