2023年6月15日 10:00
広瀬すず、周囲と自分を大切にする生き方を知った10年「ずる賢くても嫌な人にならなければいい」
●映画『水は海に向かって流れる』で新たなステージに挑戦
田島列島氏の漫画を原作に、広瀬すずの主演で実写化された映画『水は海に向かって流れる』(公開中)。高校1年生の直達が、過去のある出来事をきっかけに「恋愛はしない」と宣言する26歳のOL・榊と出会い、思いもよらぬ過去の因縁に振り回されながらも、次第に淡い思いを抱きはじめる“ときめき”と“感動”の物語だ。
今回、同作で主人公・榊千紗を演じ、初のOL役で新たなステージに挑んだ広瀬すずにインタビュー。意外なオファーだったという今作への参加を決めた理由とは、一体何だったのか。直達を演じた大西利空と比較した自身の10代についてのほか、デビューからの10年で変わったこと、そして変わらないことも明かしてくれた。
○■“10歳差”の設定に不安も「できる気がする!」
――今作で初のOL役に挑戦されましたが、オファーを受けた際に「どうして私?」と驚いたそうですね。
私はお姉さんの役を任せられるタイプではないと思っていたので、すごくチャレンジャーな制作チームだなと……(笑)。でも驚いたのは一瞬だけで、OL役は初めてですが、働いているシーンはないですし、脚本を読んでみたら、私が演じた榊さんは過去の出来事をきっかけに16歳で時間が止まってしまっている女性で、根っこはこれまで演じてきた役と変わらない気がして。