2017年5月2日 11:00
演出家・小池修一郎が新たに挑む『グレート・ギャツビー』と、ミュージカル界への思い (1) 自分はミュージカルの「小学校教師」
つい、昔のようなつもりで話しても、「今更そんなこと言わないで」となるかもしれないと、非常に悩みます(笑)。未知であり、楽しみでもありますね。
――小池先生の手がけられる作品には、若い方もたくさん出られていますよね。
『1789 -バスティーユの恋人たち-』や『ロミオ&ジュリエット』でも、翻訳物ミュージカルにあまり出たことがない、といった人がけっこういました。日本でのミュージカルというのはもう一声、もうちょっとだけ人材が豊富になってくれたら、もっとお客様が盛り上がれると思うんです。ともかく次々に人材を補給、かつ競争してくれないと伸びないと思うんですよね。
――そういった「ミュージカルへの入り口」という意味での小学校教師役なんですか?
そうです。新人の方や、ミュージカルは初めてという方に、つまらないと思うのではなく、「なんとか、ここでもう一踏ん張りしよう」と思うようになって欲しいんですね。
元々ミュージカルをやりたくて来ている人はいいんですが、少し戸惑いを持って演じている人も多いように感じるので。
※次回は主演・井上芳雄さんについてたっぷり語っていただきます(5月4日掲載)。
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