タレントの井上咲楽が16日、都内で行われたドミノ・ピザ『ドミノシェイク』新商品発表会に参加した。新商品を試食した井上は「私はもうドミノさんといえばシェイクだよねって言っちゃいそうなぐらいに変わりました」と大満足。今週末にフジテレビ系で放送される超大型番組『FNS27時間テレビ2024』内の企画「100kmサバイバルマラソン」に参加予定。練習する日々だが「(シェイクは)熱中症対策にもちょうどいいですね」と笑顔を見せた。自身は脱太眉で大ブレークしただけに、「私も3年前に眉毛を剃った。それまでは自分の仕事道具だと思っていたものなんですけど、仕事がどんどん減ってきて、すごく悩んでいた時に『眉毛を剃ってイメチェンしませんか?』ってお話いただいて、そこから人生が変わった。ドミノさんのシェイクにも、そんな太眉からのイメチェンを重ね合わせちゃいましたね」と振り返りながら業態変更のススメ。イメチェン時は「勇気がいりました。一大決心みたいな気持ちだった。ドミノさんもそういう気持ちなんですか?」と話すと「私の眉毛に続いて」とエールを送っていた。
2024年07月16日俳優の井上芳雄(44)が4日、体調不良のため休演していた『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』を、同日午後6時の公演より復帰した。グランアーツの公式Xで発表された。Xでは「【#井上芳雄】本日の「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」18:00公演で、復帰させて頂きました。いつも以上に愛溢れる沢山のご声援を頂き、感謝の気持ちで一杯です。甲斐翔真さんはじめ、心強く温かいカンパニーの皆様にも、心から感謝致します」と伝えられた。また、スキップのような軽やかな足取りの写真も添えられ「『できたCAN!CAN!CAN!』だそうです」と記している。東宝は6月30日に井上の体調不良を伝えて、7月2日にも「出演を予定しておりましたクリスチャン役の井上芳雄は、体調不良のため7月2日(火)13:00に続き、7月3日(水)13:00の公演も休演させていただきます」と伝え「代わりまして、クリスチャン役は甲斐翔真が務めさせていただきます」としていた。
2024年07月04日体調不良のため『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の7月2日午後1時公演を休演した俳優・井上芳雄(44)が、あす3日の午後1時公演も休演する。2日に東宝演劇部の公式Xを通じて報告した。東宝は「出演を予定しておりましたクリスチャン役の井上芳雄は、体調不良のため7月2日(火)13:00に続き、7月3日(水)13:00の公演も休演させていただきます」と伝え「代わりまして、クリスチャン役は甲斐翔真が務めさせていただきます」とした。7月4日以降については「予定通り出演いたします」と報告し「お客様にはご心配とご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございません。なお、出演者変更に伴う他日への変更・払い戻しはいたしかねますので、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます」と記した。
2024年07月02日俳優の井上芳雄(44)が、体調不良のため、7月1日の『スジナシシアターVol.17 inなかのZERO大ホール』および、7月2日の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』午後1時時公演を休演することが6月30日、所属するグランアーツから発表された。公式Xでは「井上芳雄 休演のお知らせ」とし「弊社所属アーティストの井上芳雄が体調不良により、『スジナシシアターVol.17 inなかのZERO大ホール』7月1日(月)および『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』7月2日(火)13時公演を休演させていただくことになりました」と説明。続けて「このたびは仕事関係者、共演者の皆様、いつも応援してくださっている皆様に、ご心配ご迷惑をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます」と伝えた。なお、『スジナシシアターVol.17 in なかのZERO大ホール』の公式Xでは「7月1日(月)17時30分の公演出演者変更のお知らせ」として、井上の休演を報告。代役は浦井健治が務めることを伝えた。東宝演劇部もXを通じて「7/2(火)13時公演出演者変更のお知らせ」として「出演を予定しておりました井上芳雄は体調不良のため、7/2(火)13時公演を休演させていただきます。クリスチャン役は甲斐翔真が務めます」と発表している。
2024年06月30日ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の初日前会見が19日に東京・帝国劇場で行われ、望海風斗/平原綾香、井上芳雄/甲斐翔真、橋本さとし/松村雄基、伊礼彼方/Kが登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。2022年に日本初上演され、今回が再演となる。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』世界最年長クリスチャンかもしれない井上芳雄昨年に続く再演に、井上は「去年は初めてだったので、皆さん『どんなものかな』というのと、豪華なんですけどその分チケット代も上がって『じゃあどれだけ豪華なんだ』といろんな思いで来たと。で、もっと言うと、今年はちょっとだけまた上がってるんですけど」と触れ、周囲は「絶対言う!」とツッコミ。井上は「いや、これ言った方がいい」と弁解しつつ、「ただ、やっぱり僕たちはそれに見合う以上のものをお届けしようと思って頑張ってます」と自信を見せる。「去年は結果すごく盛り上がって僕たちも嬉しくて今年を迎えられて、 今年は落ち着いて稽古もしましたし、深められてると思いますし。どんどん華やかにはなってると思うんですけど、昨日ゲネを見た関係者の人は『よりドラマも深くなっている』と。今やもう“ノート”というダメ出しの時間は、ほとんどお芝居のダメ出しばっかり。歌や踊りって軽いこと(ダメ出し)しか出ないので、どんどんお芝居も深まっていってます。アンサンブルの皆さんのパフォーマンスも素晴らしくなってるので、よりパワーアップしていると思います」と説明した。さらに井上は「あとはロンドンの『千と千尋』(『千と千尋の神隠し』)に負けないよう。あっちにちょっと話題を取られてる感じあるんだよね。こっちも日本で頑張ってるぞっていう」と対抗心。両方に出演している橋本が複雑そうにしていると「やってる間はこっちに集中していただいて」と釘を刺し、橋本は「もちろんです」と頷いていた。世界中で上演されている同作の中でも最年長でクリスチャンを演じているのではないか、という点については「自分で言ってるだけなんですけど、オーストラリアスタッフから『違うよ』とか言われてないので。『もしかしたら40代のクリスチャンもいたかもね』ぐらい言ってたみたいなんですけど。だから、もうちょっと僕のこと大切に扱った方がいい。 世界最年長だぞ、と。すごくない?」と井上。一方で26歳の甲斐も世界的に若い方だそうで「幅のあるクリスチャンでお届けしてます」と紹介する。「若作りで苦労したことは?」という質問には、「若作りって!」と苦笑しつつ、「舞台を通したら出てくる『俺の若さ』みたいな。うまく言えないですけど、 通しでやる勢いで出てくる何かしらがあると信じてやるしかないです」と語る。平原が「いつもエレベーターで『は〜疲れた、疲れた』と言うんですけど、昨日は言ってなかった。清々しい」と指摘すると、「歌とか動きとか、お芝居も含めてなんとか楽にできないかと思って。省エネじゃないですけど、 別に動き回ることだけが若さじゃないだろう、みたいなところは追求していきたいなと思います」と意気込んだ。東京公演は帝国劇場にて6月20日~8月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて9月14日~9月28日。※舞台写真は『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年公演より 写真提供:東宝演劇部
2024年06月19日2024年6月29日(土) から7月1日(月) にかけてなかのZERO 大ホールにて、『スジナシシアターVol.17 in なかの ZERO 大ホール』が開催されることが決定した。「スジナシ」は、笑福亭鶴瓶とゲストがその日に知らされるセットのなかで事前打合せなし、台本なしで繰り広げる即興ドラマ。芝居のあとにプレビューを見ながら自身の演技を振り返るトークがあるのも魅力のひとつとなっている。また、当日の模様は後日テレビでも放映し、舞台とテレビの連動企画としても注目されている。今回、笑福亭鶴瓶と共に即興芝居に挑むのは、女優の広瀬アリスと「ミュージカル界のプリンス」井上芳雄。広瀬は6月30日(日)、 井上は7月1日(月) のゲストとして出演。案内人は中井美穂が担当する。なお、6月29日(土) の公演情報、ゲストは後日発表される。<公演情報>『スジナシシアターVol.17 in なかの ZERO 大ホール』会場:なかのZERO 大ホール出演:笑福亭鶴瓶案内人:中井美穂6月29日(土)公演情報・ゲストは後日発表予定6月30日(日) 17:00 開演ゲスト:広瀬アリス7月1日(月) 17:30 開演ゲスト:井上芳雄※開場は開演の45分前【チケット】全席指定:8,500円(税込)一般発売:6月22日(土) 10:00※ 未就学児童入場不可。※ チケットはひとり1枚必要です。※ 営利目的によるチケットの転売禁止。※ 出演者ならびにスケジュール変更は何卒ご了承ください。出演者変更の場合でも他日時への変更・払戻はいたしかねます。※客席内にカメラが設置されており、一部、見えづらい席もございます。また、テレビ放送を予定しており、収録した客席の映像も放送される可能性がございます。■オンライン配信チケット価格:3,900円(税込)一般発売6月24日(月) 10:00※本編を配信いたします。チケットはこちら:
2024年06月07日第49回菊田一夫演劇賞の授賞式が7日に東京・東京會舘にて行われ、石丸幹二、井上芳雄、安蘭けい、柿澤勇人、宮澤エマ、三浦宏規、ウォーリー木下、前田美波里が登場した。同賞では、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する。○■第49回菊田一夫演劇賞 菊田一夫演劇大賞を受賞したミュージカル『ラグタイム』菊田一夫演劇大賞を受賞したミュージカル『ラグタイム』を代表して、石丸幹二、井上芳雄、安蘭けいが登場。「副賞100万円」の目録を渡されると、安蘭は驚いた様子で、井上はガッツポーズを見せる。石丸は「テーマになっておりました人種の問題をどう乗り越えるか、難解な音楽をどうやって歌い切るか、課題になって山積してる状態で稽古が始まったんですが、演出の藤田さん初めスタッフの皆さんのいろんな知恵、アイデア、そして新たなこの解釈というものを踏まえながら、稽古場までどんどん盛り上がって、この受賞対象になるような形まで仕上がってまいりました」と感謝する。井上は「先ほどいただいた賞金の件でちょっとボーッとなったところはありまして、これからどういう風に分けるかけんけんごうごうで話し合いたいなと思うんですけども」と会場を笑わせる。「この作品、日本で上演するのは本当にたくさんの課題があったと思うんですけども、それをみんなの力で乗り越えて、結果、日本人・アジア人だからこそできる表現でこの作品をお客様にお届けできたことを、私たちは誇りに思っていますので、この賞をいただけてありがとう、 嬉しいなと思います」と喜びを表した。さらに井上は「僕が演じたコールハウスという人物は黒人の男性の役で、僕は黒人の方を演じるのが初めてで。 どんどん時代が変わっているので、人種の表現というのも、今までにない道を探そうと、みんなで試行錯誤してきたんです。ポスター、チラシの段階では僕はカツラをかぶってまして、はっきりした黒人の方の髪型ではないんですけども、イメージできるようなもの、いいバランスのところをみんなで探してチラシを撮ったんですけど、舞台稽古になったら、衣装の前田文子さんが飛んできて。『芳雄ちゃん、髪、いつもの方がいいって』と言ってきたんですよ。1個のカツラってけっこういい値段するのに、と思ったんですけど、みんなで話し合って、結果普段の僕に近い髪型の方がいいんじゃないかと。本番はそれで行ったんです」と気になるエピソードを明かす。井上は「『カツラを被って、これで自分は黒人の方を演じられるんだ』と安心材料にしてしまってたところはあって、そうじゃないと表現できないんじゃないかという不安もあったのかもしれないんですけど、もう僕たちに記号はいらないんだなと思いました。生きた人間として、勇気を持って、その作品作品にふさわしい表現形態を探っていければ、必ずお客様に届くという自信も勇気も、この作品からもらいましたので、またこの作品が日本でも世界でもさらに愛され続けることを願います」と語った。安蘭は「演出家、演者、スタッフさん、本当にみんなの力でこの作品を作り上げて素晴らしいものにできたんだなと思います。そして、この作品を愛してくださったお客様がたくさんいらっしゃったんだなっていうことを本当に嬉しく思っています」と感謝。そして「とても大きな賞をいただき、素晴らしい賞金をいただき、みんなでどうやって分けようかなって、それがこれからの課題かなと思ってます」と賞金の話で盛り上げた。また、『チャーリーとチョコレート工場』『町田くんの世界』の演出で菊田一夫演劇賞を受賞したウォーリーは「賞金も一応家族で話し合いをしてまして、 昨日ようやく決まりまして、小犬を飼うとなりました」と使い道を明かし、会場もどよめく。「で、今日来たら偶然すごい似てるんですよね」とまさかの故・菊田一夫さんの写真を示し、「『キクちゃん』という名前になる可能性が高いんですけど、ぜひその時はかわいがってください」と語りかけた。ウォーリーは受賞対象となった 2作品について「共通点が1つだけあって、『好き』ということをとても肯定してくれる作品」とも。「僕も特にコロナで、『好きなことを好きだからやる』とか、『お金にならないからどうだろう』とか、いろんな好きという言葉の中の相反する辛さみたいなものを考える時期があったんですけど、 今は好きだからやるということをとても好意的に思ってまして、これからも好きな演劇やミュージカルを作っていきたいと思っております」と思いを表した。○■受賞一覧・菊田一夫演劇大賞ミュージカル『ラグタイム』上演関係者一同・菊田一夫演劇賞柿澤勇人(『スクールオブロック』デューイ・フィン役、『オデッサ』青年役)宮澤エマ(『ラビット・ホール』ベッカ役、『オデッサ』警部役)三浦宏規(『のだめカンタービレ』千秋真一役、『赤と黒』ジュリアン・ソレル役、『千と千尋の神隠し』ハク役)ウォーリー木下(『チャーリーとチョコレート工場』『町田くんの世界』の演出)・菊田一夫特別賞前田美波里
2024年06月06日俳優の井上芳雄が、31日に東京・帝国劇場で行われ『Endless SHOCK』エターナル編公演千穐楽記念カーテンコールに登場し、堂本光一を祝福した。同作は2000年より開幕したシリーズで、2005年からは堂本自身が脚本や演出にも参加した『Endless SHOCK』として、内容を刷新しながら上演している。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。2024年は4月11日~5月31日の帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)を皮切りに、7月~8月に梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)、そして11月に再度帝国劇場(本編のみ)と、全国ツアーを予定している。○■井上芳雄、堂本光一の『Endless SHOCK -Eternal-』千穐楽に駆けつける『Endless SHOCK』本編の回想をしながら3年後の世界を描く、『Endless SHOCK -Eternal-』千穐楽を祝うべく登場した井上。『ムーラン・ルージュ!』稽古中という井上は「今30分だけ稽古に参加して、すぐここに来ました」と明かし、会場を驚かせる。喜ぶ堂本は「ほら、同い年じゃない?」と問いかけると、井上は「そう、同い年。学年は光一くんの方が1つ上だけど」と指摘し、「はっきりさせとかないと」と笑わせる。「辿ってきた道は違えど、いろんなことを共有して」(堂本)、「今は同志みたいな気持ちでいさせてもらってます」(井上)と互いに絆を感じている様子。井上は「『-Eternal-』が生まれたのもコロナ禍で、どうやって『SHOCK』を上演しようかという時に、『こうしようと思うんだ』という話を一緒にしたのも覚えてますし。ストーリー自体も素晴らしいから、こうやって上演が続いてたんだと思うんですけど、それが一区切りということは、やっぱりまた、いい意味で新しい状態でやれるっていうことだから」と語りかけ、堂本が「その先にまたなんか新しいの作れっていうことですか!?」と驚くと、会場は拍手。『Endless SHOCK』2000年記念公演にもビデオメッセージを寄せた井上は「お客さんは『またあいつか』みたいな感じになると思うんですけど。でも、もう『呼ばれたらいつでも行くぜ』という気持ちで、今日は半ば無理やり越させてもらってます。でも僕『SHOCK』は1回も出たことなくて。 ライバル役のオファーをずっと待ってるんですけど……」と苦笑し、堂本は「やるならオーナーじゃない!?」とツッコミ。井上は「こういう風に関わらせてもらって、 最後こうやって舞台上に立って分かち合うことができて、すごく嬉しいなと。俺ももう『SHOCK』に出たということにして、これからプロフィールに書こうと思います」と宣言した。2人では「『何かできるといいね』って話はいつもしてるよね」という堂本。井上も「新しいことをね、やりたいなって思いますし。僕は、たとえば光一くんが演出するものに出させてもらうとかあったら素敵だなと思ったりしてます。でも飲みながら喋ってるんで、大体忘れてます」と明かした。
2024年06月01日先日、タレントの井上咲楽(24)が、お笑いコンビ・オズワルドの畠中悠(36)との破局をSNSで報告した。’23年12月に熱愛が報じられた二人。井上はその後出席したイベントで熱愛を認め、今年2月に『酒のツマミになる話』(フジテレビ)に出演した際には、「畠中さんと今2年ぐらい付き合っているんですけど、3回ぐらい別れているんです」とこれまで別れと復縁を繰り返していたと明かしていた。畠中にとっては、井上が人生初の彼女だったといい、5月19日に『らじらー!SUNDAY』(NHKラジオ)出演した際には「結婚したい気持ちはありましたよ。楽園に手の届きそうだと希望を抱いていたら、急に手を滑らせて。別れたんですよ。井上さんは本当にステキな方でした。僕の悪いところもたくさんあった。難しいですね」と、結婚を意識していながらも別れることになってしまったという。結婚していない2人が破局報告をするのは異例ではあるが、井上はその意図を、《本日も収録がある中で嘘をつくことが心苦しく、こちらで発表させていただきます》と綴っている。2人が破局と復縁を繰り返していることから、今後の復縁予想を立てる人も一部でいるが、大々的に破局報告をしたからには、気軽な気持ちでの復縁は難しそうだ。とはいえ芸能人に限らず、世のカップルでも破局と復縁を繰り返し、結局ダメになったり、復縁から結婚に至ったりするケースは多い。両者の違いはどこにあるのか。また井上と畠中の復縁の可能性はあるのか。恋愛コラムニストのおおしまりえさんに聞くと「復縁してもダメになるパターンには5つある。2人の関係が再度熱を帯びるかは、この5つと向き合うかにかかっている」と話す。■復縁してもダメなパターン5つ人は過去の記憶を美化する傾向があります。つまり、破局後に元彼・元カノの存在に恋い焦がれ、復縁を希望するのは自然な感情と言えます。しかし、戻ったとしても結局ダメになるケースは非常に多く、その理由はこれからご紹介する5つのどれかを無視して復縁しているからだと思います。(1)別れに至った“根本の原因”に対する理解が一致していない別れるからには、それ相応の理由があるはずです。浮気や借金といった具体的なモノから、性格の不一致や生活面での不満など、言葉にしづらいふわっとした原因まで中身はさまざまです。復縁をする場合、破局理由が具体的でもふんわりしていても、引き金となった原因への理解がお互い一致していないと、復縁したとしても同じ理由でつまずきます。筆者は長く様々なカップルの話を聞いていますが、男女で問題意識がズレていたり、深刻度を捉え間違えていたりするケースはよくあります。二人の間にある課題に対する認識のズレをそのままに復縁をしても、また問題が起きることは皆さんも予想がつくでしょう。(2)破局原因への改善がなされていない1つ目の原因とあわせて、その原因に対する改善策が取られていないと、結局復縁しても同じ理由で破局を迎えることが多いです。このとき難しいのが、性格の不一致や生活面での不満といった、ふんわりした理由のときです。なぜなら、その時意識して見ている破局原因とは別のところに、根深い原因があることが多いためです。例えば「夫が家事をしてくれない」といった生活面での不満が女性に募って別れたカップルがいたとします。この場合男性は、家事を主体的に行えば復縁しても上手くいくと思うでしょう。しかし、実は妻側が本当に不満に感じていたのは「夫が家事をしてくれない」ことではなく、「家事をしても感謝されない」点だった、というケースがあります。この場合、復縁後には感謝を形に表さないと、また同じように関係は悪くなります。また、むしろ男性側も「今度は家事をやっているのに」という不満が募るので、復縁前よりも問題が深刻になる可能性もあります。このケースでは、片方だけでなく互いに根本の原因に気づいていないことも多いです。面倒な話しかもしれませんが、ここまで向き合って改善する気概があるのかどうか、復縁希望者はちゃんと考える必要があるでしょう。(3)感情を引きずって復縁する「やっぱり好き」といった破局後の感情のままに復縁するカップルはよくいますが、それは大体が上手くいかないことを伝えておきます。なぜなら、恋人気分の感情を引きずったまま復縁すると、過去の関係の延長としてもう一度相手に向き合うこととなり、同じ理由で問題が発生する可能性が高まるからです。良い復縁は、別れた後に双方が冷静になり、自分を見つめ直し、それでももう一度関係を築きたいと考え、またイチから向き合い始めることです。後悔から戻っても、大体は上手くいかないということです。(4)時間を置かずに復縁しているさきほど、良い復縁は、双方が一旦冷静になることだとお伝えしました。その真逆のパターンが、時間をおかずにすぐに復縁を選択するケースです。時間を置かないと、どうしても感情も事柄も整理がされないままにもう一度関係が始まります。じゃあどれくらいの時間が必要なのかというと、明確な基準はありませんが、少なくとも自分の恋愛感情が一旦リセットされるくらいの期間は必要だと覚えておきましょう。(5)両者の熱量が一致せず復縁している復縁をするケースの中には、熱量の高い方の説得に応じる形で、冷静な方が復縁を承諾するケースがあります。冷静な方は、様子見を選択している状態かもしれませんが、概ね上手くいかないことをお伝えします。なぜなら、熱量の高い人×冷静な人という組み合わせで交際をすると、その時点で上下関係が生まれるからです。熱量の高い人は、関係が落ち着くまでは振られる恐怖心や不安感がついて回ります。また冷静な方は、関係を判断するといった意識が芽生えますが、その結果ジャッジする権利を持っていると勘違いすることもあります。こうしたパワーバランスでの恋愛はいい方向に向きません。付き合うなら、お互いが「この関係にもう一度全力で向き合う」というコミットする気持ちがないと、復縁してはいけないのです。■復縁しても上手くいくパターンとは復縁しても上手くいかないパターンをご紹介しました。では復縁が上手くいくパターンは何かといえば、この5つを払拭していることになります。これになぞらえて井上さんと畠中さんを見ていくと、今回の破局は復縁の可能性は薄い気がします。また、別れた後に畠中さんは各メディアで悲しみのコメントをしています。別れた元彼が自分の知らないところで自分のことを話している状況は、いい気分になるものではありません。芸人とタレントという職業柄、破局に触れないわけにはいかないとは思います。しかし、もう少し上手い扱い方ができたら良いなと思いつつ……。それが出来たら、そもそも別れを選択していないのかもしれませんね。お二人に幸あれ!(文:おおしまりえ)
2024年05月26日井上道義指揮、森山開次演出により、今年9~11月に全国7都市で新制作上演されるプッチーニ《ラ・ボエーム》(全国共同制作オペラ)。井上や森山、主要キャストらが出席して発表会見が、11日にミューザ川崎シンフォニーホールで開かれた。今年限りで指揮者引退を表明している井上道義。一番の注目はやはり、彼にとってこの《ラ・ボエーム》が最後のオペラになるということ。京都市交響楽団やオーケストラ・アンサンブル金沢はじめ、自身のキャリアにゆかりの楽団・自治体との共演にもなる井上は「感無量」と語った。「よく感無量というが、今回はその言葉を使いたい。人間は歳をとるとダメになる。心温かい人たちは、それを枯れた芸術と言ったりするが、ぼくは自分の一生をどう生きたらいいか考え始めた60年前の中学生の時からそういうのは疑っている。音楽というのは青春の息吹。生きている喜び。《ラ・ボエーム》を選んだのは、今の自分が持っていない青春というものへのあこがれ。人間が、ほとんどいるはずのない神というものを信じようとするように。ぼくは音楽家になりたいと思って指揮者になったわけじゃなく、舞台で一生を終えたいと思った。なぜなら世の中は虚偽に満ちているから。世の中は全部ウソじゃないか。だったら思いっきりウソついて死んでやる。舞台で思いっきり素晴らしいウソを作れたらいい。ぼくがあこがれる演出家や歌手のみんながそれを一緒にやってくれて、こんなにうれしいことはない。人はやめることを自分で決めてよいはず。みなさんもきっと考えると思う。その良い例にしたい」この「全国共同制作オペラ」は、超ジャンルの演出家の起用も特徴のひとつ。オペラ演出経験の有無に関わらず、というより、初めてオペラを手がける演出家を軸に起用することを意図しているように見える。近年の上演にも、野田秀樹(演劇)、笈田ヨシ(俳優)、河瀨直美(映画監督)、矢内原美邦(振付)、岡田利規(演劇)、上田久美子(宝塚)、野村萬斎(狂言)と、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。ダンサー森山開次も、2019年の《ドン・ジョヴァンニ》がオペラ初演出。前回に続いて井上とのタッグで登場となる今回は、演出だけでなく、振付、美術、衣裳も手がける。《ラ・ボエーム》にダンスがどのようにフィットするのかは最大の関心事だ。森山は次のように語った。「無理にダンスを入れる必要はないと、始めに井上さんから言われている。この作品でどういう身体表現ができるだろうか。単なるダンスではなく、いでたちや、たたずまい、仕草というところに身体表現があると思っている。歌とともに躍動する身体、たたずまいを届けたい。また、4人のダンサーが入るので、彼らをどう演出するかは見てのお楽しみ。ダンサーも《ラ・ボエーム》の芸術家の一員に加えさせてもらって、屋根裏部屋で一緒に生活する思いでやっていきたい」また、「ひとつだけ、お客様に視点のフィルターをかけたい」として、「藤田嗣治」という独自の切り口を挙げた。《ラ・ボエーム》が初演された時代に、物語の舞台であるパリで活躍した日本の画家(のちにフランスに帰化)。「日本人から見た視点。藤田嗣治という日本人画家がフランスに行き、フランスの一員となっていく。画家であるマルチェッロ役にその藤田の視点を掛け合わせることで、違う視点が生まれる。パリを見る私たちの視点。どんなことが可能なのか、いろいろ相談しながら作り上げていきたい」舞台模型ちなみに今回の公演のチラシやポスターなどのビジュアルに使われているのは森山の画。会見場に置かれていた舞台模型も、森山自身の手で製作したものだそう。多才。会見に出演した歌手はミミ役の高橋絵理(ソプラノ)、ロドルフォ役の工藤和真(テノール)、ムゼッタ役の中川郁文(ソプラノ)、マルチェッロ役の池内響(バリトン)の4人。それぞれの役をイメージした服装でというドレスコードがあったそうで、高橋は自分で編んだショールを羽織り、中川は華やかな赤のワンピースで出席したが、ひときわ目を引いたのは池内。髪型まで含めて森山の語った藤田嗣治そっくりに寄せてきた。「全国共同制作オペラ」は、単独では予算的にも事業規模的にも実現困難な大規模なオペラ・プロダクションを、全国の劇場や自治体が力を合わせて制作しようというプロジェクト。今年は7つの劇場が参加して行なわれる。上演予定は以下のとおり。ミミ、ムゼッタ、コッリーネ、ショナールの4役はダブル・キャスト。開催地ごとに地元のオーケストラ・合唱が出演する。取材・文:宮本明※高橋絵理の「高」はハシゴダカです。全国共同制作オペラプッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」(画:森山開次)全4幕/イタリア語上演/日本語・英語字幕付き/新制作■チケット情報()9月21日(土)・23日(月・休)東京芸術劇場コンサートホール(管弦楽:読売日本交響楽団)9月29日(日)名取市文化会館大ホール(管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団)10月6日(日)ロームシアター京都メインホール(管弦楽:京都市交響楽団)10月12日(土)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO 大ホール(管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団)10月19日(土)熊本県立劇場演劇ホール(管弦楽:九州交響楽団)10月26日(土)金沢歌劇座(管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢)11月2日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール(管弦楽:東京交響楽団)
2024年04月23日脚本:フジノサツコ×演出:森新太郎による新作舞台『メディア/イアソン』が、2024年3月12日(火) に東京・世田谷パブリックシアターで初日を迎えた。原作は、古代ギリシャの劇作家・エウリピデスが記したギリシャ悲劇の傑作『メディア』。夫イアソンの裏切りによって、我が子を殺めるという王女メディアの凄惨な復讐劇は、世界各国で舞台や映画の題材として取り上げられてきた。本作では、その前日譚である若き日のふたりの出会いと愛情に満ちた日々を鮮やかに照射し、太陽のような存在であったふたりが悲惨な結末を迎えるに至るまでの顛末を、ふたりの間に産まれた3人の子どもたちの視点を通して描き出す。タイトルロールのひとりであるイアソン役を井上芳雄が演じるほか、もうひとりのタイトルロール、王女メディア役で南沢奈央、そしてイアソンとメディアの間に産まれた3人の子どもたちとして、三浦宏規、水野貴以、加茂智里が出演する。初日を迎えて、森は「私が希求していた『メディア/イアソン』の劇世界に、ようやく辿り着いたと思えた初日でした。おとぎ話のようでもあり、同時に生々しい人間ドラマでもある。この絶妙のバランスを追求すべく、美術・照明・音響・衣裳・ヘアメイク・振り付け・5人の俳優……すべての分野の人たちが力を出し尽くしてくれました。特に井上君をはじめとする若き俳優陣の限界知らずのパッションと軽やかさには、感動すら覚えています」と出演者を絶賛。『メディア/イアソン』撮影:細野晋司また井上は「イアソンはこれまでに演じたことのない役どころで、とても新鮮です。演じれば演じるほど、知れば知るほど得るものがある、深い戯曲ですが、現代の我々にも通じるところも多く、近寄りがたい物語ではありません。構えず、気負わずにご覧いただき、思ったように感じていただけたら嬉しいです」、南沢は「この作品には今の人たちと変わらない普遍的なものが含まれていて、物語として共感していただけると思いますし、心を動かす瞬間があると思います。ギリシャ劇だからとあまり気負わずに、演劇ならではの表現を楽しんでいただきつつ、それぞれの登場人物のストーリーを感じ取っていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。『メディア/イアソン』撮影:細野晋司『メディア/イアソン』は、3月31日(日) まで同所で上演後、2024年4月4日(木) から6日(土) に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。■演出:森新太郎 コメント私が希求していた『メディア/イアソン』の劇世界に、ようやく辿り着いたと思えた初日でした。おとぎ話のようでもあり、同時に生々しい人間ドラマでもある。この絶妙のバランスを追求すべく、美術・照明・音響・衣裳・ヘアメイク・振り付け・5人の俳優……すべての分野の人たちが力を出し尽くしてくれました。特に井上君をはじめとする若き俳優陣の限界知らずのパッションと軽やかさには、感動すら覚えています。フジノサツコさんが構想した「アルゴナウティカ」と「メデイア」の融合が、私には本当に刺激的で、大いに演出欲を掻き立てられました。このような叙事的な語り口で、メディアとイアソンの物語が上演されたことはかつてなかったのではないでしょうか。淡々と、しかし容赦のない速いスピードで、ふたりの愛の行く末が描かれます。是非とも多くの方々に、我々の新しいギリシャ悲劇を体感していただき、感想を伺えたらと思います。劇場にて、お待ちしております。■井上芳雄 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司物語の展開に合わせて、観客の皆さんの集中力が終幕に向けて段々と高まっていく……いまだかつてない、特別な2時間でした。森さんの強い情熱と、細部にまでこだわりぬく演出に率いられ、稽古を重ねてきました。演劇は、才能だけでも、情熱だけでも、そしてひとりだけでもできない。みんなで積み重ねていく過程が面白いんだな、それが好きなんだな、と再確認した稽古期間でした。イアソンはこれまでに演じたことのない役どころで、とても新鮮です。演じれば演じるほど、知れば知るほど得るものがある、深い戯曲ですが、現代の我々にも通じるところも多く、近寄りがたい物語ではありません。構えず、気負わずにご覧いただき、思ったように感じていただけたら嬉しいです。■南沢奈央 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司初日を迎え一旦完成したこの作品が、これから回を重ねるごとに更に変化していくんだろうなと、ワクワクしています。客席には緊張感がありましたがお客様の集中力が伝わってきて、膨大な台詞もギリシャ劇ならではの難しい言葉も、観て聴いてくださっているのがわかり、嬉しく感じました。森さんが仰っていたように、この作品には今の人たちと変わらない普遍的なものが含まれていて、物語として共感していただけると思いますし、心を動かす瞬間があると思います。ギリシャ劇だからとあまり気負わずに、演劇ならではの表現を楽しんでいただきつつ、それぞれの登場人物のストーリーを感じ取っていただけたら嬉しいです。■三浦宏規 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司客席の皆さんがどう受け止めてくださるのか、楽しみ半分、不安半分で迎えた初日。でも、緊張し過ぎて客席のことが気にならなくなるほどだったのですが、その分『メディア/イアソン』の世界に集中して挑むことができました。カーテンコールで明かりが点いた瞬間、客席の皆さんの拍手や表情から、この壮大な物語をお届けすることができたんだなとほっとしました。森さんの演出作品には初めて出演させていただきましたが、学びの多い、充実した稽古期間でした。僕にとって、次のステップへと踏み出す貴重な経験をいただけたと感謝の気持ちでいっぱいです。難しく考えずご覧いただける作品に仕上がっているかと思うので、ぜひたくさんの方にご観劇いただきたいです。■水野貴以 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司皆で温めてきた『メディア/イアソン』がついに幕を開けました。黒を基調とした舞台にたった5人のキャスト。所狭しと走り回る空間の広いこと!けれど不思議と不安は無く、その広い空間と5人のキャストの間にそれまで皆で作り上げてきた確かな温かさみたいなものがぎゅっと詰まり守ってくれているような感じがして。そこへお客様が入ったことの充実感、今ここに居る幸せが相まって、いつまでも心に留めておきたい初日となりました。開演前、あまりの緊張に演出の森さんの所へ助けを求めに行くと、「水野にかかってるぞ!」と森さんらしい冗談で和らげてくれて(笑)、また頼もしい出演者の皆にも気持ちをほぐしてもらい、その一つ一つに愛が溢れて止まらないです。■加茂智里 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司ご本人には内緒にしておりましたが、井上芳雄さんと同じステージに立つのが夢でした。まさかこんな日がくるとは思いませんでした。初日を終えて、お客様お一人お一人がとても真剣に観劇してくださっていたのを感じました。芳雄さん、奈央さん、三浦さん、貴以さん。舞台上で4人の家族を見つめる気持ちは、どこかメディアがイアソンに抱く恋心に似たものがあります。森新太郎さんと共に何度も稽古を重ねた『メディア/イアソン』、最後までお楽しみいただけましたら幸いです。<公演情報>『メディア/イアソン』原作:『アルゴナウティカ アルゴ船物語』作:アポロニオス 翻訳:岡道男『メデイア』作:エウリピデス 翻訳:中村善也脚本:フジノサツコ演出:森新太郎出演:井上芳雄 南沢奈央 三浦宏規 水野貴以 加茂智里【東京公演】日程:2024年3月12日(火)~31日(日)会場:世田谷パブリックシアター【兵庫公演】日程:2024年4月4日(木)~6日(土)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット情報:()公式サイト:
2024年03月14日2024年3月27日(水) 午後10時よりWOWOWで放送・配信される『生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」』第12回のゲストが発表された。本番組は、「ミュージカルの素晴らしさをもっとたくさんの人に伝えていきたい」「劇場に足を運んでいただきたい」という井上芳雄の思いから、“生放送”にこだわった、ミュージカルの“いま”を届けるトーク&ミュージックショー。第12回には、ミュージカル『VIOLET』より演出の藤田俊太郎、キャストの屋比久知奈、東啓介、立石俊樹、樹里咲穂、原田優一がゲストとして出演する。『VIOLET』は、梅田芸術劇場が英国チャリングクロス劇場と共同で企画・制作し、2019年にイギリス、2020年に日本で上演されたミュージカル。番組ではキャスト5名で劇中曲「マイ・ウェイ」の歌唱を披露する予定で、2024年4月の再演に先駆け、一足早く作品の世界観を堪能することができる。また、井上がオープニング曲を歌いながら登場し、観客に薔薇を手渡す『芳雄のミュー』ならではの演出も見どころだ。■藤田俊太郎 コメント『芳雄のミュー』出演を心から嬉しく思っております。これまでご一緒したお仕事は全てとても刺激的で、芳雄さんに魅了され続けています。『VIOLET』の大切な仲間たちとスタジオにお邪魔します。生放送を楽しみにしています。ミュージカルの未来の話が出来たら幸せです。■屋比久知奈 コメントミュージカル界の“いま”を届ける番組『芳雄のミュー』。芳雄さんらしい愛のある番組への出演、とても嬉しいです!!生放送ということで、何が起こるか正直どきどきしてますが、思い切り楽しみます!■東啓介 コメントこうして出演させていただけることをとても嬉しく思います。前回は映像コメントでの出演だったので、今回やっと!出演できる!!と今から待ち遠しいです。芳雄さんにまたお会いできるのも楽しみですし、『VIOLET』カンパニーを代表して、この作品の魅力を存分にお伝えしたいです!!■立石俊樹 コメント芳雄さんとは『エリザベート』での共演以来になります。芳雄さんに精神的な部分でもとても助けて頂いて、今回お会いできるのを大変嬉しく思います。みんなのムードメーカーでパワースポットのような芳雄さんの番組。生放送だからこそ発揮して生まれるものがあると思うので、それをお届けできるのがとても楽しみです!!よろしくお願いします!!■樹里咲穂 コメント前略、芳雄さん。舞台では『ウェディング・シンガー』『ジェーン・エア』でご一緒しましたね。今回は芳雄さんの番組に出演させて頂ける事嬉しく思っています。頭の回転が早くて、いつも飄々とした顔して可笑しな事を言う芳雄さん。この度も冴えたトーク楽しみにしてます!草々■原田優一 コメント俳優・シンガーとしてのみならず、そのスマートな容姿から、話術に至るまで魅力を爆発させる芳雄様。何か出来ないことはないの?!勝手にコンプレックスまみれの私にとって、勝手に憧れております。今回、勝手に井上芳雄を浴びて、自分がスマートになった気で帰りたいと思います。<番組情報>生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』#12放送・配信日:2024年3月27日(水) 午後10:00~[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]※ライブ配信のみWOWOWオンデマンドでは3月29日(金) 午後2:00のリピート放送終了後よりアーカイブ配信MC:井上芳雄ゲスト:藤田俊太郎、屋比久知奈、東啓介、立石俊樹、樹里咲穂、原田優一ミュージカル『VIOLET』のチケット情報:()番組公式サイト:
2024年03月11日2月14日(水) 午後10時より放送されるWOWOW×井上芳雄によるミュージカル番組「生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』」の第11回に、望海風斗がゲスト出演する。本番組は、井上が「ミュージカルの素晴らしさをもっとたくさんの人に伝えていきたい」「劇場に足を運んでいただきたい」という思いから“生放送”にこだわり、ミュージカルの“いま”を届けるトーク&ミュージックショー。井上と望海は、2022年の『ガイズ&ドールズ』、2023年の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』での共演や、お互いのラジオ番組へのゲスト出演、コンサートやテレビ番組など様々な交流が続いている。望海が宝塚歌劇団在団時には、井上のコンサートにゲスト出演したり、『井上芳雄×望海風斗 Dream Collaboration』が音楽配信されたりと、数多くのコラボレーションが行われてきた。今年夏には、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』での再共演も決まっており、生放送ではどんなコラボレーションが生まれるのか、ふたりのトークと歌に期待が高まる。バレンタインデーの放送回となる当日は、スタジオからの生放送で井上がオープニング曲を歌いながら登場し、抽選で当選した観客に薔薇を手渡す「芳雄のミュー」ならではの演出も予定されている。■望海風斗 コメントついに『芳雄のミュー』に出演させていただけるということで、当日が楽しみで仕方ありません!芳雄さん×生放送!!きっとジェットコースターに乗っているような感覚で時が過ぎていくことでしょう。私の心拍数がおかしなことになりそうですが、しっかりと芳雄さんのペースについて行きます。今年の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』も今から楽しみです!<番組情報>生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』#112月14日(水) 午後10:00より [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]で放送・配信※WOWOWオンデマンドでは2月16日(金) 午後2:00のリピート放送終了後よりアーカイブ配信詳細はこちら:
2024年02月07日2月9日(金) に公開される映画『カラーパープル』より、TVスポットのナレーションを担当した井上芳雄からのスペシャルメッセージ入り特別動画が公開された。オリジナルは、ピューリッツァー賞受賞のアリス・ウォーカーによる同名小説を原作に、スティーブン・スピルバーグが『E.T.』の後初めてシリアスな作品として挑んだ『カラーパープル』(1985)。ミュージカル映画として甦る本作では、スピルバーグは製作に回り、新鋭ブリッツ・バザウーレ監督がメガホンを取った。特別動画には、「心踊り、心痛み、心震える体験です」と本作にコメントを寄せている井上芳雄が登場。「映画『カラーパープル』物凄いミュージカル映画でした!心から感動しました」と熱い感想から、「僕はブロードウェイのミュージカルの舞台も観ているんですけれども、バージョンアップした素晴らしいミュージカルでした。胸の痛くなるシーンもありますけれども、知らないといけない物語だと思います。そして、何よりも登場人物たちの歌と踊り。ただ素晴らしいドラマというだけではなく、踊りと歌で素晴らしいミュージカル映画になっているところに一番心を惹かれました」と、約30年に及ぶ物語と各シーンを華やかに力強く表現したミュージカルシーンのクオリティに魅了されたと語った。また、「自分の境遇を受け入れ、周りの人を許して先に進んでいくのはとても難しいことだと思うんですけど、それが描かれているこの物語は、本当に今見るべきミュージカル映画だと思います。踊りも素晴らしかったですし、「I’m Here」やタイトル曲の「The Color Purple」の楽曲のアレンジもまた素晴らしい。今、胸に響くものになっていて、とにかく見どころたくさんです。ぜひ劇場でご覧ください。『カラーパープル』最高でした!」と、熱いコメントを寄せている。併せて、一足早く鑑賞した各界著名人からのコメントも到着。「人生は、赦し、愛し合うためにあるんだと、魂の歌声が教えてくれる」(新妻聖子/ミュージカル女優・歌手)、「『命あるうちに抗おう』という言葉にグッときた!ミュージカルだからこそ、多くの人に、そして今の人の心に響くだろう」(関口メンディー)、「冒頭から終末まで完璧!もちろん、人間の絆に泣くの……」(夏木マリ)、「本当に救われた。ただただ心震わされた2時間半」(城田優/エンターティナー)など、主人公セリーと、彼女の運命を変える女性たちとの出会いや絆、逆境に立ち向かい未来を切り開いていく力強い姿に感動の声が続々とあがっている。<著名人 コメント全文 ※敬称略・順不同>■井上芳雄(ミュージカル俳優)すごいミュージカル映画です。そこには生活を営む踊りがあり、人生を切り拓く歌があり、私たちが知るべき「赦し」の物語がありました。そして、数多の困難の末「私は美しい」と歌い上げる彼女の姿に、この映画がミュージカルになった意味を知りました。心踊り、心痛み、心震える体験です。■夏木マリミュージカル映画は圧倒的な歌、チャーミングなダンス、新しい解釈が必要ね。カラーパープルは冒頭から終末まで完璧!もちろん、人間の絆に泣くの……■関口メンディー(EXILE/GENERATIONS)「命あるうちに抗おう」という言葉にグッときた!この映画は外の世界を見ること、抵抗することの大切さに気づかせてくれる。ミュージカルだからこそ、多くの人に、そして今の人の心に響くだろう。歌と踊りは圧巻!それだけでも、もう一度観たい!■新妻聖子(ミュージカル女優・歌手)人は時に、闘う強さを呼び起こすために歌う。耳を傾けるべきその叫び声。目撃すべき哀しみと喜び。全てが必然的にミュージカルへと昇華されていた。人生は、赦し、愛し合うためにあるんだと、魂の歌声が教えてくれる。■3時のヒロイン ゆめっち(お笑い芸人)冒頭から歌とダンスで心を鷲掴みにされちゃって大変!神曲ばかりでたまらん!ギャンギャンに喜怒哀楽の感情が爆発して3度泣きました!主人公がとてつもない暗闇の中で希望を捨てずに生きる姿、個性豊かで素敵な女性たちと出会い、自分の価値に目覚めたときは震えます!最高のラストまでお見逃しなく!■3時のヒロイン かなで(お笑い芸人)どんなに辛くても、どんなに悲しくても、それを乗り越えようとする彼女達の強さと大きな愛に心が揺さぶられました。素晴らしい歌とパフォーマンス、思わず拍手してしまいそうでした。ラストは涙が止まらなかったです。■城田優(エンターティナー)本当に救われた。ただただ心震わされた2時間半。ラストシーンの曲「The Color Purple」と共に、重たかった心の痞えが、涙と共に浄化された。この映画に出会えて良かった。■LiLiCo(映画コメンテーター)たくさんの困難を乗り越えるからこそその先にある幸せが自分のものになる。これは遠い国の昔の話ではなくていまも日本で通じるものです。音楽と何歩も踏み出す彼女たちから生きる力をもらい、満たされる。さぁ、今度はあなたの番です。■今祥枝(ライター)悲しみも、怒りも、喜びも、すべての思いを伝える力強い歌声は圧巻!ブロードウェイミュージカル版のキャストを含む実力派俳優たちが、ダイレクトに心に訴えかけてくるポジティブで力強いメッセージが無類の輝きを放つ。■立田敦子(映画ジャーナリスト)白人社会との対立でなく、黒人社会における女性への差別、抑圧、虐待を白日の元に晒したアリス・ウォーカーの原作は衝撃的で胸が痛んだ。それから40年、周囲の女たちの支えを得て、自らの人生を勝ち取った主人公セリーの物語は、力強く、全女性への讃歌としてスクリーンに蘇った。高らかに「声を上げる」珠玉のミュージカルは、過去の物語ではなく、今を生きる私たちのストーリーでもある。■林剛(音楽ジャーナリスト)降り注ぐような声に圧倒される。気鋭のR&Bシンガーを含む豪華キャストたちのパワフルな歌と演技がアリス・ウォーカーの尊厳に満ちた原作を立体的に再現し、新たな命を吹き込む。オリジナルの映画版とブロードウェイ舞台版の美点を損なうことなく、より現代的な感覚で見せる快作。■ISO(ライター)幼い頃に植え付けられた呪縛の言葉は容易には消えない。大人になっても枷となって心を蝕み、あらゆる機会を奪い続ける。この物語はそんな呪縛に抗いたいと願うすべての人のために存在する。自分の価値も魂の自由も諦めない力強い彼女たちの姿と歌声は、私たちの味方となって心を鼓舞し、呪縛と戦う強さをくれる。■丸屋九兵衛(万物評論家)ファンテイジアとタラジとダニエルとH.E.R.とハリーとシアラと仲間たちの素晴らしい歌に彩られた力強いシスターフッドの数十年史!日本でも我が身に置き換えて鑑賞する人が続出しますように。ここは無邪気にも夫を「主人」「ダンナ」と呼ぶ国であり、今も「ミスターとはマスター」だから。■渡辺志保(音楽ライター)あのマスターピースがまさかこんなに大胆に蘇るとは。小説で描かれたセリーのタフネスと成長が鮮やかにスクリーンへと映し出される。ネティにソフィア、シュグ、メリー・アグネス...登場するすべての女性が愛しい。ミュージカル版でも愛されてきたリズムとリリックとともに、触れたことのない感動の波が押し寄せる。■岩本裕子(浦和大学教授)1982年ピュリッツァー賞受賞小説『カラー・パープル』のスピルバーグ製作による2度目の映画化!主人公セリーが歌う♪I’m Here に観客は、アメリカ黒人女性の「強さ」を実感するだろう。原作者アリス・ウォーカーの想いが世界中の人たちに届きますように!映画『カラーパープル』コメント映像<作品情報>『カラーパープル』2月9日(金) 公開公式サイト: Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2024年02月06日ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表が1日に都内で行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真が登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』について語る平原綾香昨年の公演について聞かれた平原は「去年がちょうど歌手デビュー20周年の年だったので、それと重なっちゃったもんだからけっこうバタバタしていて、本番が終わった後に生放送に出なきゃいけなかった。覚えなきゃいけない曲が、YOASOBIの『アイドル』だったんですね。どうしても練習しなきゃいけなくて、声出しがてら歌ってたら、まわりの楽屋の女の子たちがびっくりしたみたいで……」と振り返る。公演の話ではなかったため、井上が「そんな思い出ですか!?」とツッコみ、平原は改めて「今年は私にとってもミュージカルデビュー10周年の年だから、とにかく『ムーラン・ルージュ!』1本で、これにかけて。お漬物で言ったらサティーン漬けだけど、古漬けくらい染み込ませて、お送りしたいなと思います」と意気込み。井上は「なんで漬物で言ったのかわからないですけど、気持ちは伝わりました」と納得していた。衣装についても、平原は「とにかく赤いでしょ? 牛の気持ちがわかる。本当に高揚感で『うお〜!』ってなっちゃう」と表し、井上は「自分が赤いの着てても牛の気持ちがわかる!? 大変じゃない? 自分に向かって!」とツッコミ。25年2月でいったん休館し、リニューアルを迎える帝国劇場については「私は帝劇の匂いが好きで。臭いって意味じゃないですよ。入った途端に匂いを嗅ぐと演劇スイッチがグッと入るような気がして、あの匂いが大好きなんですね。リニューアルされてもぜひ匂いだけは引き継いでいただいて。新築の匂いしたらなんか違うってなると思うの」と平原。井上は「あーや(平原)の演劇スイッチが入らない可能性もあるもんね。おおごとですよ」と訴え、平原は「調香師の人に嗅いどいてもらって、(作成した香水を)シューっと。それくらいしないときっと帝劇じゃなくなっちゃう」と希望していた。平原はさらに「身にまとう布の面積がとても少なかった。20年の歌手人生の中でも1番少なかったんです。親戚や家族、友達から大丈夫なのか、本当にいいのかと。だってずっと下着じゃない?」と思い出を語る。「でも不思議と慣れていったのは、ずっとクラシックバレエを習っているからで、レオタードに慣れてるので意外にスコスコしなかった」という独特の表現で、「スカスカに近いですか?」(井上)、「スースーする?」(望海)を物議を醸した。それらの疑問を振り切った平原は「蝶々のシーンが好きですね。緑のシャンデリアの時。メデューサのイメージで、妖艶というよりもクリスチャンを捉えて食べちゃうくらいの強さを持った、目に何も宿っていない怖いサティーンをイメージしてるんですけど、あのシーンはクリスチャンの妄想なので、なんでも演じられたのが楽しかったですし、蝶々になれるなんてなかなかないから、嬉しかったです」とまとめる。井上は「最後、幼稚園生みたいなかわいい感想でありがとうございます」と拾い、結果的に平原の発言ほとんどにツッコミを入れていた。写真提供:東宝演劇部
2024年02月02日ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表が1日に都内で行われ、望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真が登場した。同作はバズ・ラーマン監督による同名映画のミュージカル化作。2019年7月にブロードウェイで上演され、世界中でヒットしている。1899年のパリで激しい恋に落ちたアメリカ人作曲家クリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)と、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター サティーン(望海風斗/平原綾香)の恋の物語を描く。2022年に日本初上演され、今回が再演となる。○■『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』製作発表に望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真登場昨年の公演について、望海は「もう覚えてない、あまり」と苦笑しつつ、「夢だったんじゃないかなと思うくらい非現実的な毎日だったんですよね。劇場の“赤”もそうですし、作品の内容もそうですし、夢の中で生きてた感覚なので」と心境を表す。同作の大ファンだという甲斐は「大好きですもん。2023年の秋にフランスのパリで観て来ました」と笑顔で、望海は「グループLINEにもパリに行った様子を送ってくれて」と明かす。井上は「(パリに行くのは)田代万里生か甲斐翔真。ちなみに田代万里生は出てないのに、『ムーラン・ルージュ』に行って、みんなにお土産配る。『あれ、万里生出てた?』って」とその場にいない田代いじりも。甲斐は「手元に(お土産が)来た時には、僕もうフランスに行ってた」というも、甲斐からのお土産はなかったそうで、平原は「全然もらってない」と訴えていた。物語の舞台になった本場の「ムーラン・ルージュ」に行った感想について、甲斐が「ショーでした。こっちは『ザ・ミュージカル』でしたけど、本場のはもっと“ナイト感”でした。高揚感があって、クリスチャンの気持ちがわかったんです!」と語ると、井上から「やっと?」というツッコミも。井上は「始まる前から詳しいし、やってる時も超楽しそうだった」と回顧しつつ、今夏の公演に対し「甲斐くんなんか、汗かきすぎてなくなるんじゃないですか? 実体が」と心配していた。井上自身は昨年の公演について「ぼんやりとした感覚ですね。『あんな若い役をよくやってたな』という。落差酷いですよ。舞台上ではキラキラ感を出そうとやってる分、終わった瞬間の疲れが」と苦笑。平原が「帝劇のエレベーターで会うと『疲れた、疲れた』と言ってた」と指摘し、井上は「なけなしの若さ。甲斐くんは溢れ出るもの、自前のやつがありますけど、(自分は)絞り出して。今年残ってんのかなという一抹の不安がありますよ」と弱音を吐く。望海が「そう言いながらも、本番始まったらやるじゃないですか。袖ですごいなと思って」と励ますと、井上は「そりゃやりますよ、仕事ですから!」と主張し、「いくら疲れてたとしても1回始まるとテンションがうわっ! てどんどん上がっていくみたいな作品の独特の魅力がありますよね」とまとめた。Wキャストの印象の違いについて聞かれると、甲斐は「望海さんはみんなで肩を取り合った真ん中にいて『一列になっていこうぜ』って感じ。平原さんは、あーや(平原)が行った道にみんながついて来てしまう感じ。放っておけない」と表現。逆にクリスチャン2人の印象を聞かれると、平原が「(望海は)すごい思い出すのに時間がかかって」と暴露し、井上が「いったん『イザボー』のことは忘れてもらっていいですか」と促す一幕も。改めて平原は「シーンで例えると、『Crazy Rolling』の時が違うなと思ってて、芳雄さんは裏切りがあったとしても、話し合ったら許してくれそうな感じ。だけど、翔真くんは銃で撃たれそうな感じ。話せないかなって。ヒートアップする場所が違う」とコメント。「思い出したんです」という望海は、「あーやと私に対してのクリスチャンも違うんじゃないかな、人が変わったら皆さんの動くものが違うのかなと思って。2幕のリハーサルシーンでの感情の漂わせ方も、芳雄さんはストレートに出すから『周りに気づかれちゃうからどうにかしなきゃ』『どうやって止めよう』となる、突っ走るタイプのクリスチャン。翔真くんのクリスチャンは負のオーラを全身から漂わせる、滲ませタイプ」と表す。甲斐が「陰湿ってことですか?」と尋ねると、望海は「陰湿とかじゃなくて! 出し方が違って、止め方が違ったなという印象があった。同じ怒りとか負のオーラでも出し方が違う」と説明した。改めて公演の意気込みについて聞かれると、井上は「体力的なこともありますし。2幕の冒頭で飛ばされるやつ、『クリスチャントス』と呼ばれている。あれやめたいんですよね。今年の目標はあれをやめる」とジョークを飛ばす。さらに「この先日本でも何十年も再演が続く作品になっていけるように。定着するかどうか、3回目4回目があるかは今年の再演にかかってると思う」と語り、「久しぶりの知人が『チケット取って』と連絡してくれるような作品に。もうそういう特別な作品になってると思うんですけど、確実にするべく、『やっぱすごいね』とお客さんに思ってもらえるようにしたいなというところが今年の目標です」と意気込んだ。東京公演は帝国劇場にて6月20日~8月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて9月14日~9月28日。写真提供:東宝演劇部
2024年02月02日待望の再演が決定した『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の制作発表会見が2月1日(木)、都内で行われ、昨年版から続投する望海風斗と平原綾香、井上芳雄と甲斐翔真が抱負を語った。バズ・ラーマン監督による映画『ムーラン・ルージュ』を、アレックス・ティンバース演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなうミュージカル。2023年6月24日に東京・帝国劇場で日本初演のプレビュー公演の幕を開け、8月31日の千穐楽まで全85回上演された。このたび約1年の時を経て、2024年6月から9月にかけて、帝国劇場と大阪・梅田芸術劇場メインホールで再演される運びとなった。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024年版メインビジュアルムーラン・ルージュの看板スターだが、病に冒されているサティーン役を演じる望海と平原は、初演について「夢だったんじゃないかと思うほど、非現実的な時間。物語の内容もそうですし、(公演中は)夢の中に生きていて、今はそこから覚めた感覚」(望海)、「私にとっては歌手デビュー20周年と『ムーラン・ルージュ』が重なったので、バタバタした記憶が」(平原)と回想した。物語の生みの親であるラーマン監督からは「日本版が一番泣ける」という言葉が届いたといい、望海は「ブロードウェイ版は、結構最後ギリギリまで、お客様が爆笑するが、日本では二幕の後半から、お客様が入り込んでくださった。悲劇性が強いのが、日本の特徴なのかなと」と分析。ちなみに好きな楽曲を問われると、望海が「Your Song」、平原は「Firework」を挙げていた。一方、サティーンと恋に落ちる作家志望の青年・クリスチャンを演じる井上は、「あんな若い役をよくやったいたなと(笑)。舞台上でのキラキラ感と、終わった後の落差がひどくて。なけなしの若さで頑張ったが、今年は若さが残っているか」と自虐コメント。それでも、「一度始まると、うわーとテンションがあがるのが、この作品の魅力」だと語り、「去年も盛り上がったが、今後何十年と続き、定着するには、再演が重要」と気合をみなぎらせた。同じくクリスチャン役を務める甲斐は、昨年秋に本場フランスのムーラン・ルージュに足を運んだといい「体験として大きな収穫。クリスチャン自身がフランスに上陸した気持ちを想像できたので、(役柄の)解像度と言葉の説得力は、23年を優に超えたい」と意気込んだ。本公演は、2025年に建て替えのための休館を発表している現・帝国劇場(1966年開場)のクロージングラインナップに名を連ねており、数多くの帝劇出演を誇る井上は、「ぜいたくですが、自分にとっては家と言いますか、ホーム感がある。(一時)なくなるのは、想像もつかず、さみしいですが、積み重ねての今ですから、最後の日まで記憶をなくす覚悟で臨みたい」と決意表明。平原は「帝劇の匂いが好き。あの匂いに触れると、演劇スイッチが入る」と語り、「リニューアルされても、ぜひあの匂いだけは引き継いでもらいたい」と笑いを誘っていた。取材・文:内田涼<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024年6月20日(木)~8月7日(水) 東京・帝国劇場2024年9月14日(土)~28日(土) 大阪・梅田芸術劇場 メインホール【キャスト】※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)チケット情報:()関連リンク公式サイト::::
2024年02月02日2024年4月に開講する演劇の学び場『コクーン アクターズ スタジオ』特別ワークショップのゲスト講師が発表された。『コクーン アクターズ スタジオ』では、Bunkamuraシアターコクーン芸術監督の松尾スズキをはじめとした7名の常任講師によるレッスンのほかに、ゲスト講師を迎えた多彩なジャンルの特別ワークショップを実施。このたび、ミュージカルのみならずストレートプレイや映像作品などで俳優として数多くの作品に出演する井上芳雄、芸術選奨文部科学大臣賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞などの数々の賞を受賞、舞台芸術学院学長を務める演出家の鵜山仁、シアターコクーンで2023年3月に上演された再演譚vol.2『波と暮らして』『ラストパイ』が記憶に新しい、日本のコンテンポラリーダンス界を代表する黒田育世、古典はもちろん映画やテレビドラマなど現代劇でも活躍しながら、狂言と他ジャンルの数々のコラボレーションを手がける能楽師狂言方大蔵流の茂山逸平、次世代の若手能楽師にスポットをあてた『渋谷能』に立ち上げ時から携わる、能楽師シテ方喜多流の友枝雄人の5名がゲスト講師としてアナウンスされた。当日は、これから演劇界で活動していく上でのヒントとなる話を伺う講義型のレッスンや、多種多様な現場での活躍を目指していく実践的なレッスンを予定。また、今後さらなるゲスト講師も随時発表される。<開催情報>COCOON PRODUCTION『コクーン アクターズ スタジオ』【常任講師】主任:松尾スズキ演技基礎:杉原邦生、オクイシュージ、ノゾエ征爾日本舞踊・所作:藤間貴雅ダンス:振付稼業air:man発声・歌唱:蔵田みどり【特別ワークショップ ゲスト講師】(50音順)井上芳雄、鵜山仁、黒田育世、茂山逸平、友枝雄人第1期生追加募集受付期間:12月22日(金) 23:59まで応募資格:18歳~26歳くらい※本スタジオの活動を最優先できる方。※演技経験・プロダクションや劇団の所属有無、不問。募集人数:若干名詳細はこちら:
2023年12月19日ミュージカル『ベートーヴェン』の12月24日の東京公演、2024年1月21日の兵庫大千穐楽公演が、エンターテイメントサイト・uP!!!で生配信されることが決定した。○公演プログラム付き配信チケットは数量限定同作は『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』など、日本ミュージカル界でも屈指の人気作品群を手掛けてきたミヒャエル・クンツェ(脚本/歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽/編曲)のゴールデンコンビの最新作。構想10年以上の歳月を費やし、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの謎に満ちた人物像とその生涯に肉迫した野心作となる。孤高の音楽家・ベートーヴェン役の井上芳雄、恋人“トニ”ことアントニー・ブレンターノ役の花總まりのほか、ベートーヴェンの弟のカスパール・ヴァン・ベートーヴェンを海宝直人(東京公演のみ出演)と小野田龍之介のWキャスト、“トニ”の義理の妹ベッティーナ・ブレンターノを木下晴香、野心家の弁護士バプティスト・フィッツオークを渡辺大輔、カスパールの妻ヨハンナ・ベートーヴェンを実咲凜音、ベートーヴェンのパトロンの一人であるフェルディナント・キンスキー公を吉野圭吾、銀行家であり“トニ”の夫フランツ・ブレンターノを佐藤隆紀(LE VELVETS)と坂元健児のWキャストで演じる。配信チケットの販売期間は、12月24日の東京公演が同月31日20時まで、2024年1月21日の兵庫大千穐楽公演が同月28日20時まで。公演プログラム付き配信チケットは、一般が8,300円、auスマートパスプレミアム会員が7,800円(共に送料込み)、通常配信チケットは一般が5,500円、auスマートパスプレミアム会員が5,000円でそれぞれ販売される。なお、公演プログラム付き配信チケットは数量限定のため、予定枚数に達し次第、受付終了となる。また、生配信に加えて、各公演のアーカイブ(見逃し)配信も決定。それぞれライブ配信終了後に準備が整い次第開始し、東京公演は12月31日23時59分まで、兵庫大千穐楽公演は2024年1月28日23時59分まで何度でも視聴することができる。
2023年12月19日井上芳雄、花總まりらが出演するミュージカル『ベートーヴェン』が12月9日(土)、東京・日生劇場で開幕した。『エリザベート』『モーツァルト!』など数々のヒット作を生み出したウィーンミュージカル界のゴールデンコンビ、ミヒャエル・クンツェ(脚本/歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽/編曲)が構想10年の歳月を費やしたという最新作。今年1月、韓国で初演された作品が、早くも日本上陸だ。ミュージカル『ベートーヴェン』より写真提供/東宝演劇部偉大な音楽家を主人公にしたクンツェ&リーヴァイ作品といえば名作『モーツァルト!』が思い浮かぶが、モーツァルトの楽曲は効果程度に、リーヴァイ氏のオリジナルの音楽で全編綴った『モーツァルト!』に対し、本作『ベートーヴェン』は実際にベートーヴェンが残した名曲の数々をリーヴァイ氏が再構築、歌詞をつけミュージカルにしている、というのが眼目。楽聖の人生が楽聖自身の音楽で綴られていく面白さと同時に、「悲愴」「月光」「英雄」「運命」「田園」「皇帝」「エリーゼのために」「第九」といった楽曲の、多くの人が聞き覚えあるであろうフレーズがミュージカル曲になっている面白さは、想像以上だ。クラシック音楽で綴られた新感覚ジュークボックス・ミュージカルと言おうか、1曲の中に複数のベートーヴェンの楽曲モチーフが登場していることを鑑みるとマッシュアップ・ミュージカルと言うべきか。しかし独特の和音の音色や、「運命」にエレキギターが絡みヒートアップしていく展開など、そこかしこに“リーヴァイ節”も顔を覗かせる。そして物語は基本的に歌に乗って綴られ、28人編成のオーケストラが重厚感たっぷりに演奏する。冒頭で拍手の中マエストロが迎えられて始まるさまも、コンサートさながら。楽聖の生涯を描くにふさわしい、音楽がど真ん中に据えられたミュージカルである。ミュージカル『ベートーヴェン』より写真提供/東宝演劇部物語はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの実話――中でも彼が残した“不滅の恋人”に宛てた手紙をモチーフに彼の人生を綴っていくもの。ルートヴィヒは、かつて『モーツァルト!』で主人公ヴォルフガングを演じた井上芳雄。愛を知らず自分すら愛せなかった音楽家が、愛を知り、絶望し、すべてを糧に音楽へと昇華していくまでの変化を、力強くも繊細に演じている。ルートヴィヒの思い人トニ(アントニー・ブレンターノ)は、花總まり。恵まれた環境におかれながら自分の幸せに疑問を感じているような女性の揺れる心を、しかし感情的にではなく落ち着いたトーンで演じる。歌唱力はもとより、その演技力に定評のあるふたりが、非常に細やかにお互いを思いやる愛を紡ぎ、大人のミュージカルとして作品を届けている。ミュージカル『ベートーヴェン』より写真提供/東宝演劇部ミュージカル『ベートーヴェン』より写真提供/東宝演劇部脇を固める俳優陣も贅沢で、ルートヴィヒの弟カスパール役の海宝直人は若々しい歌声で、時に対立しながらも兄に愛の形を示し、木下晴香は溌溂とトニの義妹ベッティーナを演じ、トニの夫フランツの佐藤隆紀は妻を押さえつける悪役ポジションながら、重厚な歌声で作品を締める。フェルディナント・キンスキー公役の吉野圭吾は安定の華やかさで、やはりクンツェ&リーヴァイ作品にこの人は欠かせない、と思う存在感を見せつけた。ミュージカル『ベートーヴェン』より写真提供/東宝演劇部ミュージカル『ベートーヴェン』より写真提供/東宝演劇部苦悩を乗り越えた先にある、穏やかなものを描く物語失われていく聴覚、弟との確執、孤独、禁断の恋……一般的に知られている“苦悩する音楽家”の一面はもちろんあるが、本作のルートヴィヒは、頭を掻きむしって苦悩するような人物ではなく、不器用に人と衝突し内に籠ってしまう孤独な天才、というタイプ。彼の苦悩をドラマチックに前面に押し出していないところに最初こそ戸惑うが、物語を通して味わうと、クンツェ&リーヴァイ両氏が描こうとしているのは、苦悩を乗り越えた先にある赦しや和解といった穏やかなものであるのだ、と腑に落ちた。実際、『モーツァルト!』で主人公は「運命から逃れたい」と嘆いていたが、ルートヴィヒは「運命はこの手で掴み取れ」と力強く歌う。本作は挫けてもなお生きることを肯定する高らかな人生讃歌であり、円熟期のクンツェ&リーヴァイが到達した境地なのだろう。それは最晩年に苦難を乗り越え歓喜に満ちた「第九」という境地にたどり着いたベートーヴェンの実人生ともオーバーラップする。祝福に満ちた、まばゆい光のようなミュージカルだ。初日前日には会見も行われ、井上は「ベートーヴェンの不屈の生涯と、ふたり(ルートヴィヒとトニ)の愛から、感じ取っていただけるものがたくさんあるのではと思います。あと、やたらと豪華(笑)。『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』や『チャーリーとチョコレート工場』にも負けないんじゃないかなというくらい美術費がかかってます。また日本では年末に「第九」を聞くというのが習慣になっているので、12月にふさわしい作品になっているのでは。ぜひこの新しいミュージカルを体験しにいらしてください」とアピールした。会見にはミヒャエル・クンツェ氏(写真左端)とシルヴェスター・リーヴァイ氏(右端)も駆け付けた公演は12月29日(金)まで同劇場にて。1月には福岡、愛知、兵庫公演もあり。取材・文:平野祥恵写真提供:東宝演劇部<公演情報>ミュージカル『ベートーヴェン』脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ演出:ギル・メーメルト出演:井上芳雄花總まり海宝直人/小野田龍之介(Wキャスト)木下晴香渡辺大輔 実咲凜音 吉野圭吾佐藤隆紀(LE VELVETS)/坂元健児(Wキャスト)ほか【東京公演】2023年12月9日(土)~12月29日(金)会場:日生劇場【福岡公演】2024年1月4日(木)~1月7日(日)会場:福岡サンパレス【愛知公演】2024年1月12日(金)~1月14日(日)会場:御園座【兵庫公演】2024年1月19日(金)~1月21日(日)会場:兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール公式サイト:
2023年12月12日ミュージカル『ベートーヴェン』の初日前会見が8日に東京・日生劇場で行われ、井上芳雄、花總まり、ミヒャエル・クンツェ、シルヴェスター・リーヴァイが取材に応じた。同作は『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』など、日本ミュージカル界でも屈指の人気作品群を手掛けてきたミヒャエル・クンツェ(脚本/歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽/編曲)のゴールデンコンビの最新作。構想10年以上の歳月を費やし、偉大な音楽家の一人であり「楽聖」とも称される、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの謎に満ちた人物像とその生涯に肉迫した野心作となる。ほか海宝直人/小野田龍之介(Wキャスト)、木下晴香、渡辺大輔、実咲凜音、吉野圭吾、佐藤隆紀(LEVELVETS)/坂元健児(Wキャスト)が出演する。○■『エリザベート』『モーツァルト!』でも組んだ井上芳雄&花總まりが恋人役に今回ベートーヴェン役の井上と、その想い人のアントニー・ブレンターノ役の花總は、恋人同士に。井上は「花總さんとはいろんな作品でご一緒させてはもらってるんですけど、こんなにがっつり組むなんて。『エリザベート』でも相手役ではあるんですけど、死神なので生々しいやりとりはあまりなくて、ここまで濃ゆいラブストーリーをご一緒させてもらってるとは、と改めて思います」としみじみ。「素晴らしい女優さんとはよくわかっているので、ご一緒できるのは楽しいし光栄だな、と。花總さんご自身もやってる役によって普段変わられる方みたいで、エリザベートやってる時は近づき難い感じがプライベートでもあるんですけど、今回は親しみをこめて、終わるまでには『花ちゃん』って呼べるんじゃないかな」と予想する。しかし花總からは「遅いよ! 本当は稽古場の間に言わないと」とたしなめられ、井上は「5回くらい呼んでるけどちょっとまだしっくりこない」と苦笑。花總から「戻っちゃうんだよね」と言われ、井上は「戻っちゃうんだけど、この『ベートーヴェン』を通して、花ちゃんと呼べるくらい近づいていると思います」と自信を見せた。一方、花總も「『モーツァルト!』の時は姉と弟で、『エリザベート』は黄泉の帝王トートで、やっと今回人間らしい恋愛のやり取りができるので、今まで見たことない井上さんの……」とコメントし、井上から「全然距離縮まってないな。よっちゃんとか呼んでくれるかと思った」とツッコまれる。改めて「芳雄くんの表情をやっと独り占めできているので、今回やっていて楽しいです」と語った。照れ臭さがあるのかと聞かれると、花總は「ありますよ!」と食い気味に。井上は「長く知ってるけれども、ここまでのラブストーリーってなかなかないですし。でも入り込めば入り込むほど、演じる喜びがある作品で、ここからがスタートなので、どこまで行くかは自分たちもわからないし、楽しみだなと思います」と今後にも期待した。東京公演は日生劇場にて12月9日〜29日、福岡公演は福岡サンパレスにて2024年1月4日〜7日、愛知公演は御園座にて1月12日〜14日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールにて1月19日〜21日。
2023年12月09日ミュージカル『ベートーヴェン』の初日前会見が8日に東京・日生劇場で行われ、井上芳雄、花總まり、ミヒャエル・クンツェ、シルヴェスター・リーヴァイが取材に応じた。同作は『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』など、日本ミュージカル界でも屈指の人気作品群を手掛けてきたミヒャエル・クンツェ(脚本/歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽/編曲)のゴールデンコンビの最新作。構想10年以上の歳月を費やし、偉大な音楽家の一人であり「楽聖」とも称される、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの謎に満ちた人物像とその生涯に肉迫した野心作となる。ほか海宝直人/小野田龍之介(Wキャスト)、木下晴香、渡辺大輔、実咲凜音、吉野圭吾、佐藤隆紀(LEVELVETS)/坂元健児(Wキャスト)が出演する。○■ミュージカル『ベートーヴェン』ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイが語る今回、ミヒャエル・クンツェ(脚本/歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽/編曲)が来日。クンツェは同作について「ベートーヴェンの人生の長い道のりというものを語ろうということではなく、彼の人生の中で出会うことになる困難の瞬間を綴っていきたくて、特に聴力を失うわけですけど、音楽家にとってこれ以上ないような災難に直面した時に、彼の人生の中での最大の愛する相手を見つけ得たというそこを語ってきた作品」と表す。実際にベートーヴェンの音楽が使われることとなるが、選曲について聞かれたリーヴァイは「作曲した全曲を聴くことから始めました。どういう部分をセレクトして抜き出して据えたかというと、自分自身が持っている感情に基づいて決めさせていただきました」「選んだ曲にひとつひとつに固有のストーリーがあるんです。それは皆様にお話ししてみたいんですけど、すべてお話するとすれば2〜3週間はかかってしまいます」とその場を笑わせる。クンツェは「オリジナルの曲というものを作品に入れ込んで統合していかなければいけないわけで、インスピレーションの一部として統合していかなければいけない。彼は当時世界でもっとも素晴らしいピアニストだったわけで、大成功を収めていた人です。それは演奏した時の他の方の拍手に非常に依存していたということなんです。耳が聞こえなくなったことによって、拍手そのものが聞こえなくなってしまうということから、ベートーヴェンのその後の内面というものを作品として作り上げていかなければいけないわけで、それを信ずるに足りる内容のものとして舞台に乗せなければいけない」と苦労を振り返る。「それに適した声を選び出してくれたシルベスターに感謝したいし、結果としてできた作品がクンツェ・リーヴァイの音楽になったことが大変うれしいです」と2人の絆も見せた。さらにリーヴァイは「私たちにとって大事なのはお客様のためにミュージカルを作るということで、クラシックの音楽を身近に感じている方々がいらっしゃると思いますけど、そういう方々にはモダンな音楽に近づいていただきたいと思いますし、身近に感じてない方には身近に感じるような作品にできればと思います」と意図を説明。これらの話を踏まえて、花總は「ベートーヴェンの曲、誰もが知ってる曲もあれば、見ることによって『こんな素敵な旋律があるんだ』とか、たくさんいろんな発見があると思うんです。それも観に来ていただける方のひとつの楽しみとしてお届けすることができたらいいなと思っています。あのベートーヴェンの曲をリーヴァイさんがこんなふうにアレンジされて、私たちが歌うことができるというところも楽しんで観ていただけたらいいなと思います」と見どころを語る。井上は「お二人が来日してくださったことが嬉しいですし、僕は初舞台が『エリザベート』なので、2人から生まれたと言っても過言ではないくらい。花ちゃんもオリジナルキャストですし、2人がきてくださって新しいベートーヴェンが日本で生まれることが嬉しい」と喜ぶ。リーヴァイの説明を受け、「『モーツァルト!』はリーヴァイさんのオリジナルのメロディのモーツァルトだったのに、なぜ『ベートーヴェン』になった時にベートーヴェンのメロディを使おうと思ったのか、不思議だなと思ってたんですけど、クラシックとミュージカルの融合というか、どちらのファンの方にも楽しんでもらえるようにしたいと、お二人は今なお進化されて、新しいチャンレンジされてる中でこの作品が生まれたのかなと思います」と感心する。さらに「ウィーンのお二人と、去年初演した韓国のチームと、僕たち日本のチームで、3カ国いろんな言葉が飛びあう国際的な稽古場ですし、だからこそ豊かなものが作れているのではないかなと思います」と稽古場の様子も。「あと、やたら豪華なんですよ。『ムーラン・ルージュ』とか、『チャリチョコ』(『チャーリーとチョコレート工場』)にも負けないんじゃないかなと。『東宝、今年大丈夫かな』と心配になるくらい美術費がかかってます」とまさかの心配。「日本で12月といえば、ベートーヴェン。なぜかわからないけど『第九』を必ず聴くのが日本のクラシックの習慣でもありますし、12月にふさわしい作品だと思います」と言いつつ、「年明けもやりますけど、それはそれで華やかでふさわしいと思います」とアピールした。東京公演は日生劇場にて12月9日〜29日、福岡公演は福岡サンパレスにて2024年1月4日〜7日、愛知公演は御園座にて1月12日〜14日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールにて1月19日〜21日。
2023年12月09日ミュージカル『シェルブールの雨傘』の公開ゲネプロが4日に東京・新橋演舞場にて行われ、京本大我、朝月希和、井上小百合、渡部豪太、春野寿美礼が取材に応じた。同作は1964年に公開されたジャック・ドゥミ監督の映画の舞台化作。アルジェリア戦争を時代背景に、ギイ(京本大我)とジュヌヴィエーヴ(朝月希和)という将来を誓い合った若い2人の恋が、戦争により引き裂かれ終わりへ向かう姿を描く。1983年に日本で舞台化され、これまで様々なキャストで再演を重ねてきた。○■ミュージカル『シェルブールの雨傘』主演の京本大我が意気込み京本は「まずお話をいただいたときは、とても大人な恋愛という印象を受けて、まだ僕には早いんじゃないかなと感じたんですけれども、これまで(井上)芳雄さんだったり、坂本(昌行)くんだったり、名だたる先輩方が大事に大事に演じてこられたので、僕もプレッシャーに打ち勝ってバトンをしっかりつないでいけるよう、大事に大事に演じ切りたいと思っております」と意気込む。また井上は「この作品を通して私が感じているのは、人生っていろんな選択肢といろんなタイミングと人とのご縁、出会いと別れがたくさんあるけれども、その中で誰かを好きになったり、思い合ったりするのは奇跡的なこと」と作品から受け取った思いも。渡部も「本当に難しいですよね。人と人とが愛を育んでいくというのは、一期一会で大変だなと、今、井上さんのお話を聞いてすごいことだなと改めて思いました」と感銘を受けていた。春野は「舞台装置もすごい凝っていますし、映像も使うし、照明もとてもきれいに演出してくださっていますので、見応えも聴き応えも両方あると思います」とアピールした。京本は「全編音楽ということで、経験されたことがある出演者の方も少ないんじゃないかなと思います。僕も含め、たくさんの挑戦が詰まった作品です。稽古をさせてもらっていて、短い期間でも長い期間でもない期間だったんですけど、1日、1日と向き合っていたら、あっという間にこの日を迎えてしまったという感じで、果たしてあどこまで自分が準備できているのか、この作品がどう届くのかも俯瞰できないぐらい、本当に夢中で日々を駆け抜けてきた」と振り返る。「ただ言えるのは、(演出の)荻田(浩一)さん初め、本当に素敵なスタッフさんがいること。海外から音楽アドバイザーとして来てくださったりした方もいらっしゃいますし、(音楽の)ミシェル・ルグランさんの奥さんから、昨日お手紙をいただいて」と明かし、「愛のあるメッセージをいただいて、僕らも本当にたくさんの方に支えられてお届けできるという自負もあります。とにかく美しく素敵な、だけど人間味が詰まった作品になってますので、どうか1人でも多くの人にこの作品を見ていただいて、深いメッセージや思いを伝えられればいいなと思っております」と語った。東京公演は新橋演舞場にて11月4日~26日、大阪公演は松竹座にて12月3日~10日、広島公演は広島文化学園 HBG ホールにて12月14日~16日。
2023年11月05日映画『エリザベート 1878』の本編映像が公開された。『エリザベート 1878』は、2022年の第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞受賞、第95回(2023年)アカデミー賞で国際長編映画賞ショートリスト(オーストリア代表)に選出されるなど、高い評価を得た注目作。ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われ、“シシィ”の愛称で広く知られるオーストリアの伝説的皇妃エリザベートを『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープスが演じている。公開された映像は、聖フロリアン少年合唱団が演奏するオーストリア帝国の国歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」が流れる中、夫のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフとともに式典に到着したエリザベートが、彼女を迎える市長や大臣たちの皮肉とも取れる美辞麗句にうんざりし、気を失ったフリをして倒れるシーン。エリザベートの晩年は公の場に出ることを避け、顔をベールで隠していたと史実では伝承されるが、本作でエリザベートを演じたヴィッキーは「私は女優として、次第にエリザベートが受ける制約に共感するようになり、彼女を自由にさせたいという想いで演技をすることが多くなりました。エリザベートが当時できなかったことすべてを実現するチャンスを彼女に与えたのです」とコメント。もともとエリザベートに興味を寄せていた彼女が本作の企画の発端となったというだけに、エリザベートへの思い入れの強さを見せた。また、小池修一郎(宝塚歌劇団演出家)、一路真輝(女優)、井上芳雄(俳優)、コシノジュンコ(デザイナー)、津田健次郎(声優)、中田クルミ(俳優)、宇垣美里(フリーアナウンサー・女優)ほか各界の著名人からのコメントが到着した。■小池修一郎(宝塚歌劇団演出家)コメント今まで「謎めいた」と形容されて来たオーストリー皇后エリザベート。その人生の真実を、1878年1年間の彼女の生活を追うセミ・ドキュメンタリー的なタッチで描く異色作。女性監督ならではの視点が、彼女の生き方に新たな光を当てている。■一路真輝(女優)コメント今までのエリザベート皇后の伝記を塗り替えてしまうような革命的な映画。真実と嘘の境目は誰にもわからない。でもこの映画を観た後はエリザベートが自由になれて良かったと心から思う、そこに真実があるのだとも。■井上芳雄(俳優)コメントエリザベートは、なぜか僕たちの心をとらえて離さない。でも、その真実は決して誰にも明かされない。常に虚ろな眼差しの彼女が、遂に解き放たれる新たなエンディングに、その真実の欠片を見た気がした。■米津れいみ(俳優/元宝塚歌劇団)コメント真っ白な鳥のように、どこまでいっても自由。誰もが感じる葛藤をあっさり捨て去るシシィの姿に心がスっと軽やかになりました。固定概念なんて捨ててしまえ!私の身も心も私だけの物だ!彼女の信念を感じる作品です。■コシノジュンコ(デザイナー)コメントコルセットで縛られた人生。ゆっくり流れる時の中で燃え上がりたい希望を閉ざす自分自身。■津田健次郎(声優)コメントこうあらねばならない、そんな世界に中指を立てるエリザベート。浴槽に沈む孤独な魂は、窒息し、もがき、やがて史実さえも逸脱し大海原へと飛ぶ。静かな反逆が地続きの今へと響く。■中田クルミ(俳優)コメント細い針が心の中にゆっくり刺さっていくように淡々と流れる時間。私の知っている"エリザベート"の世界ではなく、とても朧げで虚ろ、そして孤独だ。私たち自身が縛られている美貌や年齢といった女性の価値観に対して、静かに問い掛けを与えてくれる作品。■宇垣美里(フリーアナウンサー・女優)コメント若さと美しさばかりに目を向けられる女の人生の苦しさよ。自我と孤独と矜恃を持ち合わせ、立場をわきまえず自由を愛し、人間として生きることを諦めなかったこの王妃、完全にロックスター。お人形さんなんかでいられるものか。■シトウレイ(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト)コメント砂糖菓子のように淡くて甘い映像世界で寝タバコをして、中指たてて、舌を出したりするエリザベートは『女の惚れる女』そのもの。■児玉美月(映画文筆家)コメントただただ自由に生きたいだけの女が、時代、文化、置かれた境遇によって後ろ指を指される女になってしまう。現代に生きるわたしたちも、この映画のエリザベートのように、見えないコルセットで締め上げてくる世界に対して中指を突き立てろ。■長谷川祐子(キュレーター)コメント「象徴」としての美しさの呪縛から逃れるための奔放な行為。コルセットの拘束が「飛翔(逃走)」の合間に挿入される。「混沌とした博物館」のようなエリザベートの1年間のリアリテイを鮮烈なヴィジュアルで描いた傑作。精神病院の女性患者たちの間に紫の炎のように立つ場面は内的な狂気を周りと静かにシンクロさせ、圧巻。■清水晶子(フェミニスト/クィア理論研究者)コメント若さと美貌を期待され続けて40歳を迎えたオーストリア皇妃の苦悩と逃亡。あまりに恵まれ過ぎて共感しづらいこの伝説的な女性をまったく伝記的ではない形で取り上げることで、マリー・クロイツァー監督は、フェミニスト的な共感を生み出そうとしているのではなく、各国の王族や皇族といった特権階級の女性たちに対して現代社会がいまだに抱き続けるロマンチックな幻想を苛立ちと共に破壊しようとしているように見える。鼻につく高慢さと偽りない苦悩とを併せ持つ、好感を抱かせない、しかし強靭な個性を持つ中年女性としてエリザベートを描き切ったヴィッキー・クリープスの演技が素晴らしい。映画『エリザベート 1878』本編映像<作品情報>映画『エリザベート 1878』8月25日(金) 公開公式サイト: FILM AG - SAMSA FILM - KOMPLIZEN FILM - KAZAK PRODUCTIONS - ORF FILM/FERNSEH-ABKOMMEN - ZDF/ARTE - ARTE FRANCE CINEMA
2023年08月24日ミュージカル『ラグタイム』の公開稽古が23日に行われ、石丸幹二、井上芳雄、安蘭けい、藤田俊太郎(演出)らが登場した。同作は20世紀初頭のニューヨーク、アメリカの移民の約9割がやってきたといわれる激動の時代を舞台に、ユダヤ人、黒人、白人とそれぞれのルーツをもつ3つの家族が固い絆で結ばれ、差別や偏見に満ちた世界を変えていこうとする姿を描く。1998年にトニー賞ミュージカル部門において13部門にノミネートされ、最優秀脚本賞・最優秀オリジナル楽曲賞など4部門受賞、今回が日本初演となる。石丸幹二、井上芳雄、安蘭けい、遥海、川口竜也、東啓介、土井ケイト、綺咲愛里、舘形比呂一、畠中洋、EXILE NESMITHらが出演する。演出の藤田は「この作品の深いテーマを追い求めて稽古しています」と話し、まず公開されたのは劇中の幕開きを飾りカンパニー全員で歌う「Ragtime」。石丸が演じるユダヤ人たち、井上が演じる黒人たち、そして安蘭が演じる白人たちが、時代を捉えた音楽・ラグタイムに乗せて、一触即発の気配の中、重層的なハーモニーを繰り広げる。2曲目は「The Getting’ Ready Rag」(井上、遥海、アンサンブル)。気鋭の若き黒人ピアニスト、コールハウス・ウォーカー・Jr.(井上)が、黙って出て行った恋人・サラ(遥海)への想いを歌うところに、同胞たちが次々と集まってくる。情熱的かつ迫力のダンスシーンが繰り広げられる中、コールハウスは仲間たちに励まされ、愛するサラとよりを戻すために生まれ変わろうと努力し、サラに見直してもらうためにも"夢の象徴"でもあるヘンリー・フォードの新車・モデルTを買うことを決意する。稽古の歌い出しでは、井上がセリフを噛んでしまい、周囲のキャストが歓声ではやし立てるなど、和気あいあいとした空気が流れていた。3曲目は「Wheels Of a Dream」(井上芳雄、遥海)。コールハウスとサラが、2人の間に生まれた息子・リトルコールハウスの輝く未来と幸せを願い、黒人にとっての理想の世界を目指そうと2人が誓う、同作を代表するビッグナンバーのひとつだという。2人の歌声には、そばで見ていた安蘭も思わず涙し、自分の出番を前に目元を拭っていた。最後は第2幕で歌われる「Our Children」(石丸幹二、安蘭けい)。石丸演じるターテと、安蘭演じるマザーの運命的な出会いから数年が経ち、再会した時のナンバーで、それぞれの子供たちが仲良く遊んでいる様子を通して、ひと時の幸福を感じながら、ターテとマザーが心の深い部分でつながっている姿を見せる。東京公演は日生劇場にて9月9日〜30日、大阪公演は梅田芸術劇場 メインホールにて10月5日〜8日、愛知公演は愛知芸術劇場 大ホールにて10月14日〜15日。
2023年08月23日タレントの井上咲楽(いのうえ・さくら)さんがInstagramを更新。投稿された写真と動画に、ファンから絶賛の声が上がっています。井上咲楽、ロングヘアをバッサリカットもともとは、太く濃く生えた眉毛が特徴だった井上さん。2020年12月、バラエティ番組にて人生初の眉毛カットに挑戦し、イメージがガラリと変わった姿に大きな反響が集まりました。「別人かと思った」「これは惚れる」眉毛カットをした井上咲楽の姿に反響イメチェン後は、トーク番組『新婚さんいらっしゃい!』(日本テレビ系)でMCを務めるほか、CMに出演したり、雑誌に掲載されたりと、活躍の幅を広げています。そんな井上さんは、2023年8月18日、再びイメチェンを果たした様子。「超似合ってる」「かわいい!」などの声が上がる、実際の投稿をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 井上咲楽 | いのうえさくら(@bling2sakura)がシェアした投稿 ずっと伸ばしていたというロングヘアをバッサリとカットし、ミディアムヘアにイメチェンをしたのです!中学生以来、ずっとロングヘアだったという井上さんにとって、今回の決断も相当なものだったでしょう。結果、大満足の仕上がりになったようで、「イメチェンが楽しい!」と、前向きなコメントをつづっていました。【ネットの声】・似合っていて、めちゃくちゃかわいい!惚れちゃうよ~!・どんどんきれいになっていく。ロングヘアもよかったけど、ミディアムヘアの井上さんも似合っています!・美容院で思ったより髪を短く切られて落ち込んでいたのですが、井上さんの長さと同じくらいなので、嬉しいです!自らの魅力をどんどん上げていく井上さんの活躍から、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2023年08月19日今年60周年を迎える日生劇場の9月公演ミュージカル『ラグタイム』の製作発表会見が7月24日、都内で行われ、出演する石丸幹二、井上芳雄、安蘭けいに加えて、演出を担当する藤田俊太郎が出席した。物語は20世紀初頭のニューヨーク。アメリカの移民の約9割がやってきたといわれる激動の時代。ユダヤ人、黒人、白人。それぞれのルーツをもつ3つの家族が固い絆で結ばれ、差別や偏見に満ちた世界を変えていこうとする。1998年トニー賞において、ミュージカル部門13ノミネート、最優秀脚本賞・最優秀オリジナル楽曲賞など4部門を受賞した伝説的ミュージカルだ。石丸が演じるのは、娘のためにラトビアから移民としてアメリカにやってきたユダヤ人・ターテ役。この物語の中心を担う役どころだ。ブロードウェイでの初演を実際に目にしたといい、「音楽のパワーに乗って、心が動いていった。いつか日本で(上演の機会が)来ないかなと願っていた」と振り返り、「オファーをいただき、非常に興奮しました」と20数年越しの願いの実現に、喜び爆発。舞台は100年以上前だが、「今でもAIが席巻したり、新しい物を乗り越えていかないといけないのは変わらない。どんな夢をもって戦っていくのかを問いかける社会派ミュージカルになれば」と意気込んだ。石丸幹二新しい音楽“ラグタイム”を奏で、新時代の到来を目指す黒人ピアニスト・コールハウス・ウォーカー・Jr.役の井上は、「8月いっぱいまで(帝国劇場で)『ムーラン・ルージュ!』で、9月頭にはこちら。おかしなスケジュールですが(笑)、この夏は燃え尽きるつもりで、日々、本番と稽古に励んでいる」と闘志メラメラ。安蘭は、正義感にあふれ人種の偏見を持たない、裕福な白人家庭の母親・マザーを演じ、「女性なら誰しも演じたい役」と魅力を語った。井上芳雄安蘭けい日本のミュージカル界を代表する3人だが、同じミュージカル作品で共演するのは、これが初めて。石丸は「いまだかつてないこと。どんな“うねり”が生まれるのか楽しみ」と興奮しきりだ。石丸と同じ東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業している井上は、「石丸幹二になるために頑張ってきた。背中を追っている、ずっと憧れの先輩」と敬意を示し、「やっとご一緒できる。今まで石丸さんサイドに断られていたんじゃないかって(笑)」と初共演に期待を膨らませた。安蘭は『スカーレット・ピンパーネル』『蜘蛛女のキス』で石丸と共演しており、「尊敬しておりますし、絶対的な信頼感と安心感がある」。井上とは、『漂流劇 ひょっこりひょうたん島』以来の共演で、「ミュージカルは初めて。どうなるかとても楽しみです」と話していた。演出の藤田は「震えるような思い」と本公演に関わる思いを語り、「少しずつ稽古が進むなかで、キャストの皆さんの素晴らしさ、スタッフの熱量に震えています。一つの作品で、これだけ震えるなんて。きっと初日には、また震えが来るはず。こんなに興奮できることはない」と文字通り、武者震いしていた。藤田俊太郎(演出)取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ミュージカル『ラグタイム』脚本:テレンス・マクナリー歌詞:リン・アレンズ音楽:スティーヴン・フラハティ演出:藤田俊太郎【キャスト】石丸幹二:ターテ井上芳雄:コールハウス・ウォーカー・Jr安蘭けい:マザー遥海:サラ川口竜也:ファーザー東啓介:ヤンガーブラザー土井ケイト:エマ・ゴールドマン綺咲愛里:イヴリン・ネズビット舘形比呂一:ハリー・フーディーニ畠中洋:ヘンリー・フォード&グランドファーザーEXILE NESMITH:ブッカー・T・ワシントン新川將人、塚本直井上一馬、井上真由子、尾関晃輔、小西のりゆき、斎藤准一郎、Sarry、中嶋紗希、原田真絢、般若愛実、藤咲みどり、古川隼大、水島 渓、水野貴以、宮島朋宏、山野靖博【上演日程】2023年9月9日(土)~30日(土) 東京・日生劇場2023年10月5日(木)~8日(日) 大阪・梅田芸術劇場 メインホール2023年10月14日(土)~15日(日) 愛知・愛知芸術劇場 大ホールチケット情報公式作品HP:
2023年07月24日ミュージカル『ラグタイム』の製作会見が24日に都内で行われ、石丸幹二、井上芳雄、安蘭けい、藤田俊太郎(演出)が登場した。同作は20世紀初頭のニューヨーク、アメリカの移民の約9割がやってきたといわれる激動の時代を舞台に、ユダヤ人、黒人、白人とそれぞれのルーツをもつ3つの家族が固い絆で結ばれ、差別や偏見に満ちた世界を変えていこうとする姿を描く。 1998年にトニー賞ミュージカル部門において13部門にノミネートされ、最優秀脚本賞・最優秀オリジナル楽曲賞など4部門受賞、今回が日本初演となる。同作をブロードウェイで観て以来、出演を切望していたという石丸は「オファーを受けた時は大変興奮いたしました。1998年か99年くらいで、当時『ライオン・キング』などいくつかの名作が上がってる黄金期、どれもこれも全く自分の浴びたことのないものを劇場から浴びている、この幸福の中で唯一『ラグタイム』だけは出てみたいと思ったんですよ」と明かす。理由としては「やはり音楽でした。よくよく見るとアメリカの歴史の物語ですし、いろんな人種によっていろんなことが起こっているんですけど、それを超えてくるのが音楽のパワーで、外国人である私たちもなぜかその音によって心動いていくわけなんです。よその国の話ですけど、これを日本でやったら皆さんどのような反応をするんだろうとまず思いました」と熱弁した。共演については、安蘭が「幹二さんの稽古場でのスタイル、あり方を尊敬していますし、舞台上でも信頼を感じて、絶対的な安心感がある」と絶賛。石丸は「この3人が集まるということは未だかつてなかったので、ド・ミュージカルという作品でどんな効果が生まれてどんなうねりがあるのか、僕も非常に楽しみ。とうこちゃん(安蘭)とは2作一緒にやってるので、今回は大人の男と女の関係で素敵なシーンが生まれてくるだろうなというイメージが強く沸きます」と期待を寄せた。今回の演出プランについては、「3つの人種のユダヤ、黒人、白人と出てきますので、どう表現を分けながら融合していくかが演出のテーマ」と藤田。井上が「本来の肌の色を演じるけど、そういう外見の変化ではやらないんですよね」と尋ねると、「衣装で分けるということで、お客様には明確にわかるように。衣装だけではなくて、いろんな仕掛けでお客様にわかりやすく渡していく」と練っている様子。実際に振付師から「ユダヤらしい動き」を入れられているという石丸も「振り付けと身体表現も。俳優がそんなにたくさん出るわけじゃないので、どんどん役が変わっていくんです。そこで出てきたときに、その人がその人種の動きをすることによって、今は移民なんだとか。白人の役を演じているんだってことが明確にわかるように、仕分けている」とあ説明した。最後に挨拶を求められると、安蘭は「今、多様化と謳われている時代ですけれども、実はそこにはまだまだ人種差別、区別みたいなものがある。もう1回改めて考え直せる機会になるような作品になればいいなと思っています」とメッセージ。石丸は「(今回演じる)ターテという役がすごくチャップリンと被るんですね。100年ぐらい前に起こったことなんですけれども、すごく身近に感じております。そして今やAIが世の中を席巻してきて、当時もみんな新しいものに翻弄されながら、なんとかそれを乗り越えたけど、私たちにもまた今回同じことが来て、我々も乗り越えなくちゃいけない。どうやって乗り越えるのか、どんな夢を持って、どうやって戦うのかみたいなことを、今回この作品で提示していくと思うんです。ですから、他人事では全然なくて、国は違いますけれども、世の中で起こっていることとすごく向き合った作品を、今皆様に投げかける、社会派ミュージカルだと思います」と語った。
2023年07月24日ミュージカル『ラグタイム』の製作会見が24日に都内で行われ、石丸幹二、井上芳雄、安蘭けい、藤田俊太郎(演出)が登場した。同作は20世紀初頭のニューヨーク、アメリカの移民の約9割がやってきたといわれる激動の時代を舞台に、ユダヤ人、黒人、白人とそれぞれのルーツをもつ3つの家族が固い絆で結ばれ、差別や偏見に満ちた世界を変えていこうとする姿を描く。 1998年にトニー賞ミュージカル部門において13部門にノミネートされ、最優秀脚本賞・最優秀オリジナル楽曲賞など4部門受賞、今回が日本初演となる。井上は「僕は観たことがなかったんですが、部分的な映像を見て、アメリカ的なミュージカルだとは思っていて、日本では上演されないパターンも多く無理なのかなとも思っていたので、今になって上演の許可が降りてできるというニュースは、いちミュージカルファンとしてとても幸せなことでしたし、なんとか関わりたいというのが正直な気持ちで」と話を聞いた時の心境を吐露。さらに「現在、『ムーラン・ルージュ!』の本番をやってまして、8月いっぱいやってるんですけど、『ラグタイム』は9月頭にある。歌舞伎俳優並みのおかしなスケジュールでやらせてもらって」と苦笑。「最初、『ムーラン・ルージュ!』の主役はサティーンで女性の方だし、ダブルキャストで甲斐翔真くんも若いから『ちょっと多めにやってくれ』と頼めるかなとか、『ラグタイム』も3つの人種に分かれている話で、そのうちの3分の1ということなんで、何とかなるんじゃないかという甘い考えで突入したら、どちらもありがたいことに重要な役割で。この夏は燃え尽きるんじゃないかなと思い、でも幸せだなと思ってやらせていただいています」と語った。ミュージカル共演が初めてという安蘭が「芳雄くんは『ひょっこりひょうたん島』(『漂流劇 ひょっこりひょうたん島』)で……」と振り返ると、井上は「あの作品は夢だったのかなって……」とジョークを飛ばしつつ、「今回そこまで絡みがある役ではないんだけど、再会できて嬉しい」と喜びを表す。石丸とは共演すらも初めてということで「大学の門下の先輩でもありますし、本当にネタじゃなくて石丸幹二になるために頑張ってきたところがあって。東京芸大に入ったし、劇団の方は追えなかったんですけども、ずっと憧れで、今もいろんな分野で活躍されてるということでも背中を追っている先輩」「やっとここでご一緒できるので、本当に嬉しい」とラブコールを送った。石丸も「1度も同じ舞台に乗ることがなかったので、果たしてどんな歌が歌えるんだろうと思ったら、歌の絡みがないんだよね」と言いつつ、「藤田さんの演出の中で、僕は井上さんのパフォーマンスしてるところにもいるかもしれない」と期待を煽る。藤田も「台本にはないけれども、台本からはみ出していない絡みを作るというのも、この作品の僕の仕事ではないかな」と太鼓判を押した。会見では登壇者陣が質問し合う一幕もあり、藤田からは「芳雄さんが1番最近叶えた夢は?」という問いが飛ぶ。井上は「僕は夢を叶えたで有名なんですけど、(最近だと)すっごい、いいテレビを買いました。いいスピーカーがついた、ちょっと勇気がいるくらいのお値段のすごいのを買って、聞こえ方とか見え方が全然違うんですよ。映画の重低音とか、コンサートの映像とかもすごいので、それはね、夢のテレビですね」と回答。「子供には『触んなよ!』って言ってますけど。観る度に嬉しくなりますね」と明かした。東京公演は日生劇場にて9月9日〜30日、大阪公演は梅田芸術劇場 メインホール10月5日(木)〜8日、愛知公演は愛知芸術劇場大ホールにて10月14日〜15日。
2023年07月24日7月26日(水) 午後10時より生放送されるWOWOW×井上芳雄によるミュージカル番組『生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」』第4回のゲストが発表された。同番組は、井上が「ミュージカルの素晴らしさをもっとたくさんの人に伝えていきたい」「劇場に足を運んでいただきたい」という思いから、“生放送”にこだわりミュージカルの“いま”を届けるトーク&ミュージックショー。このたびゲストとしてアナウンスされたのは、7月22日(土) に世田谷パブリックシアターで開幕した新作ミュージカル『カラフル』に出演する鈴木福と加藤梨里香。井上はオリジナルミュージカルに参加する意気込みや創作プロセスの様子、稽古場での楽しさなどを聞く予定で、鈴木と加藤は本作の楽曲を披露する予定だ。■鈴木福 コメント今、ミュージカル『カラフル』の初日に向けて、最後の追い込みをかけていますが、俳優としての壁にぶち当たっています。だからこそ、成長してみなさんに素敵な作品を届けられるように頑張っています。さらに、今回、井上芳雄さんのミュージカルの番組にも出演させていただけるということ、しかも生放送で!僕にとっても初めてづくしですが、しっかりと務めさせていただきたいと思います。楽しみにしていてください。■加藤梨里香 コメント『リトルプリンス』で共演させていただいた、井上芳雄さんの番組に出演させていただけることが大変嬉しいです。『カラフル』では、鈴木福さん演じる<ぼく>のホームステイ先“小林真”のクラスメイトで、勘の鋭い唱子役を演じます。大嵜慶子さんの素敵な楽曲も披露する予定です。「せたがやこどもプロジェクト2023」として上演するので、もちろんお子様に観ていただきたい作品ではありますが、大人の方々にも、そして幅広い世代の皆様に届けたい作品です。番組でもぜひ楽しみにしていただきたいと思います。<番組情報>生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』#47月26日(水) 午後10:00 [WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]※7月28日(金) 午後2:00よりWOWOWプライムで再放送※WOWOWオンデマンドでは放送終了後よりアーカイブ配信毎月最終水曜午後10:00 放送・配信生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』詳細はこちら:
2023年07月24日