2023年7月20日 09:00
高橋文哉、“旬の俳優”実感は? 非日常的な役を経て演じる等身大の高校生に「やっと」
「そこでしっかりとした役者としての味を出すためには、ちゃんと学生時代を表現しておいた方が良い」とアドバイスをいただくので、しっかりと演じていきたいと思っています。
――いろいろ役者として経験を積んで、変わってきた部分もあるんですか?
台本の読み方は変わってきた気がします。想像力が豊かになったというか、台本だけじゃなくて小説も読んだだけで景色が自分の中でパッと一瞬で頭に浮かぶようになりました。例えばドライブの描写があったら、誰が車の中にいて運転していて、何が置いてあって、どういう場所で、みたいなことが浮かんで、これまでの経験で世界に入り込む力を培うことができたのかなと思って。きっと今までもあったと思うのですが、そこまで明白には見えていなかったことが多かったのかなと思います。だから、最近は本を読んだりすることも楽しくなってきました。
――今回は「交換日記」がキーアイテムですが、撮影の終わりに手紙をやりとりされるといった話もよくうかがいます。今作でそういうことはありましたか?
もちろん手紙をいただく機会もありますし、僕もこの作品で共演した方には書きました。
劇中で使った実際の交換日記のノートを全員分ちぎってもらって、クランクアップの時に手紙を書いて渡しました。