2023年8月11日 08:00
望海風斗、『ムーラン・ルージュ』ヒロイン役で大切な学び 宝塚退団から2年「初心に戻って作品に臨む日々」
サティーンを演じられることになったとき、最初は(映画版でサティーンを演じた)ニコール・キッドマンさん印象がすごくありましたが、日本人がやる上で、どういった表現ができるのだろうか……ということはたくさん考えました。またサティーンを演じることによって、どんなことが受け取れるのかはすごく楽しみでした」
6月24日からスタートした舞台は、インタビューが行われた7月末で、ちょうど折り返し地点に。望海はこの1カ月でどんなことを感じたのだろうか。
「本当にあっという間でした。とても大きな舞台で、お客さんもエネルギッシュ。1カ月経っても、まだまだ気持ちが新鮮でとても楽しい。それはダブルキャストで臨んでいるからということが大きい気がします。サティーン役の平原綾香さんはもちろん、クリスチャンもジドラーもダブルキャストなので、組み合わせ一つで違った表現や物語になる。
それは本当に刺激的ですし、飽きることがないんです」
またバズ・ラーマン監督の映画の壮大なスケール、世界観を舞台で表現することも、ワクワクの大きな一つだという。「表現が正しいか分かりませんが、バズ・ラーマン監督の世界観はかなりぶっ飛んでいました。