間宮祥太朗、同世代とともに「面白い方向へいける」予感 『トリガール!』では起爆剤を意識
撮影も肉体労働でした。ただ実は、パイロットが花形なわけではないんですよね。設計士や機体を管理する方が一番の花形だったというのは、驚きでした。
そういった話は芝浦工業大学の方達と会って聞いたんですが、印象的だったのが、運動部と違ってテストフライトを淡々とやっているところ。「はい、いきまーす」みたいな感じで、はたから見たらテンションは上がってない(笑)。でも、本人たちはすごく楽しそうなんですよね。作中でもその空気感が出ていて楽しかったです。
――共演された土屋太鳳さん、高杉真宙さんは結構天然そうな印象もあるんですが、間宮さんが入って撮影の雰囲気はいかがでしたか?
太鳳と真宙は根っからのいい子なんで。
で、僕は性根は腐っているので(笑)。太鳳も真宙も根本的には、どちらかというとおとなしい子だと思うので、自分が起爆剤みたいな役目にならなきゃいけない。どんどん攻めていこうと思っていました。
――それぞれの作品で、自分の役割を考えて臨まれたりするんですか?
家で「この作品はこういう立ち位置で……」なんて考えないですけど、作品ごとに、感覚的にいやすい場所があるんですよね。俺、全然うるさくなくて、現場で待ち時間に本を読んでるようなこともありますよ、ということだけは言いたい!(笑)