2017年10月1日 10:30
村上淳と共に歩む、佐伯真吾氏が芸能事務所ディケイドの社長になった日「キミ明日から社長だから」 - 募集・スカウトしない役者愛
――『Playback』後、設立25周年で映画を作るというのは、かなり早い段階から決まっていたんですか?
全くないといえばウソになりますが、そのあたりは資金次第というか。ただ、お金がなくてもやってしまおうという思いはどこかにありました(笑)。我々は限られた製作費の中でやることしか作ることはできない。でも、何よりもアクションすることが重要なんだと思っています。『AMY SAID エイミー・セッド』の撮影は去年。その半年ぐらい前に台本の企画があって、村本大志監督とは撮影の一年ぐらい前から話し合っていました。
――その時にストーリーは決まっていたんですか?
いえ、全く決まってませんでした。監督とは15~6年の付き合いになるお茶飲み友だちです。
いろいろなことを話していて、うちの役者をCMに使っていただくこともありました。村上淳のジャックスカード(01~03年)が始まりです。とにかく、いろいろなシチュエーションでキャスティングしてくださいました。そして、監督が企画する映画に役者の名前を出してくださって。でも、なかなか実現しなかった。お互い寂しい思いをしていて、「監督と映画を撮る」というのがいつの間にか1つの目標になっていました。