2023年11月12日 10:00
東野絢香、『おちょやん』で変わった女優としての意識 映画『正欲』でも「何かつかめたような感覚」に
自分のやりたい表現も頭の中にありますが、一番は作品が良くなるように動くことだなと思い、それはいまだに大切にしています。
――ほかにも女優として大切にしていることがありましたら教えてください。
自分が演じる役は誰よりも好きになりたいと思っています。今回の神戸八重子も、原作者の朝井リョウさんには負けるかもしれませんが、私なりに精一杯愛して、人生を演じたつもりなので、それがいい方向に作用していたらうれしいです。
○■ファンからの手紙やコメントに「元気をもらっている」
――今後についてはどのように思い描いていますか?
いろんな人や作品と出会って、きっといろんな気付きや反省などたくさんあると思いますが、『正欲』も25歳の時の私にしかできなかったことですし、30代や40代の時でも、その時その瞬間にしかできないものがあると思います。それを舞台でも映像でもしっかりと残せて、誰かの価値になるものであればすごく幸せだなと思います。
――映画公開の前日、11月9日に26歳に。25歳と26歳ではあまり意識の変化はないですか?
そうですね。
あまり変わらないかなと。25歳になった時に節目感がありました。