2023年11月25日 09:00
杏、『翔んで埼玉』地域ネタ受ける根底に感じる“リスペクト” 滋賀愛高まるも撮影は「千葉の海とか…」
○■映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』で“滋賀のオスカル”役を演じた杏
――今回、滋賀を率いる役を演じて何か意識したところはありましたか?
以前大河ドラマ『平清盛』などでご一緒させていただいた柘植(伊佐夫)さんが造型を手がけてくださっていて、桔梗に関しては南蛮渡来のような、よく歴史の教科書で見るような襞襟(ひだえり)をアイディアとして出してくださったんです。私はそこにプラスして、過去の栄光にすがるような、近江を取り合った武将たちの家紋を並べて愛でているデザインはどうだろうというアイディアを出したりしました。
滋賀愛を高めるために滋賀の本も読みましたけど、やっぱり周囲の地域から切ない扱いを受けているエピソードが集まっていたりして、「もともとそういう感じだったんだ」と、面白かったです。
――滋賀について言われていたことで、印象的なものはありましたか?
「滋賀作」とか「ゲジゲジナンバー」とか、普段揶揄されていると桔梗は言っているけど、東京の私からしたら知らないことがいっぱいで。本当にたくさんの滋賀あるあるが入っているなと思いました。だからこそ「滋賀の方が見てどう思うかな?」