2017年12月1日 18:03
実写版『鋼の錬金術師』、不安と期待の中でアニメ版主役・朴ロ美は「エドがいた」と感じた
●決して喜びだけではなかった『鋼の錬金術師』
○魂を削らないと向き合えなかった
――TVアニメ放送時に、「魂を込めすぎた」といったインタビューに答えられていたと思いますが、どういう状況だったのでしょうか?
とにかくしんどい作品だったんです。1期の時には、月曜の朝10時から収録していたので……週頭の朝10時からの内容の作品じゃないでしょう(笑)。2期(『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』)になって16時からになりましたけど、なんというか、魂を削らざるをえない。削りたいじゃないんですよ。削らないと向き合えない。
でも、向き合いたくなくて、辛いんですよ。前日に準備をしなきゃいけないんだけど、またあの辛い時間が待っていると思うと、なかなか取り掛かれない(笑)。そして準備を始めると朝までかかってしまう。
とてもエネルギーがいるので、決して喜びだけではなかったな、と思います。
――それを2回もシリーズで通して演じられたというのは、すごいですね。
いや、わけがわからなかったです(笑)。1期と2期で別の方が演じることになった役もありますし、2期で初めて役に入られる方々は、前の『鋼の錬金術師』があるから、すごいプレッシャーがあったと思います。