2023年12月17日 12:00
ディズニー100周年作品『ウィッシュ』に込めた思い 名プロデューサーがディズニーの哲学を語る
と話し、「何かを欲することと、実現することは別のことなんです。もちろん願いは叶わないかもしれない。そういった困難もあることを同時に伝えたいという思いがありました」とストーリーテリングのうえで、意識したことを述べた。
○「想像する力を掻き立てる種を見つけて、持ち帰ってほしい」
本作はディズニー・アニメーション100周年の集大成という位置づけの作品でありつつ、これからの未来に光を照らす物語でもある。本作で初めてディズニー作品と出会う子供たちもいる。ピーターは「ディズニーの根底にあるのはストーリーテリング。ウォルトも未来志向でずっと、先の世界への希望を描いていました。この作品もそれは同じで、初めて本作でディズニー・アニメーションに触れた方は、想像する力を掻き立てる種を見つけて、持ち帰ってほしいです。
それは夢だったり、希望だったり……」と語る。
またフアンは「いまはとても複雑な世界です」と述べ、「そんな世界を生き抜くために必要なのが“希望を持ち続ける力”なのかもしれません。その力を持つことで“この世界はそんなに悪くない”と思える。それは100年後、この映画を観たとしても、メッセージとして色あせないものが描かれていると思います」