佐藤流司、『呪術廻戦』舞台化で感じた精神的なしんどさ 続編ではファンを「より大事に」
――そういう大変さがあったんですね。キャストについては、今回注目している方はいらっしゃいますか?
今回は、(禪院真希役の高月)彩良ちゃんがおそらく1番大変で、呪力がないというキャラクターなので、刀、大刀、三節棍と使う武器の種類がめちゃくちゃ多いんですよ。尊敬します。新たに釘崎野薔薇を演じる山口乃々華ちゃんに関しては、一度舞台で共演しているので何の心配もないですし、めちゃめちゃ信頼しています。
――「この人が面白くなりそうだ」と思うのは?
(加茂憲紀役の梅津)瑞樹くん。加茂って、全然ふざけられないキャラじゃないですか。でも瑞樹くん自体はめっちゃふざけたい方なので、そこの折り合いをどうつけていくのか(笑)。本人はどう思っているんだろう? 内心すごく悩んでいるんじゃないかな。
やりたいことと、やってはいけないことがぶつかり合ってそうな気がしています。
稽古場では、めちゃくちゃ面白かったんです。たとえば、加茂が虎杖に向かって弓を引いていて、東堂が手を叩いて虎杖と入れ替わるシーンでは、入れ替わった瞬間に東堂の喉笛に矢を刺していて(笑)。でも、もちろん本番ではNGだから、いっそ稽古場で面白いことをやり尽くして、全部出し切ってもらうしかないです。