佐藤流司、『呪術廻戦』舞台化で感じた精神的なしんどさ 続編ではファンを「より大事に」
原作の内容からしても、シリアスな中に京都姉妹校交流会の野球シーンがあったりして、舞台らしく面白く作っていけるシーンがたくさんあるんじゃないかなと思っていました。野球シーンは、自分自身も楽しみですし(笑)
――全部盛りだったからこその大変さがあったのでしょうか?
肉体的というより、精神的なしんどさがありました。虎杖はすごく元気なキャラクターで、演じれば演じるほど、素の自分が落ち込んでいく感覚があるんです(笑)。エネルギーを吸われるというか。1番元気なキャラクターなので、自分がついていくのに必死だったところがありました。例えるなら、芸人さんがステージ上で明るいけど、楽屋では全く喋らないみたいな……。でも裏でためて、ステージで発散して、バランスをとってやっていました。
――たとえば「役が暗いと引きずられて自分も暗くなってしまう」という方もいらっしゃいますが、佐藤さんは逆なんですか?
確かにそういう時もあるんですが、虎杖に関しては逆でした。
芝居している時に、感情のギアをいきなり二段階ぐらいあげないといけないので、使うガソリンの量が多くて、プライベートではガス欠になってしまう、みたいな(笑)