2023年12月25日 18:00
ジャンボたかお「恥部をさらけ出すことで救われる人がいる」 芸人のやりがい語る
どこかにルーツがあるのか……じっくり考えてみると、唯一思い当たる節があるのが、ドラマ好きということ。
「『王様のレストラン』や『やまとなでしこ』、『お金がない』あたりが大好きでした。なんとなく『こんな物語は面白いのかな』なんて話を頭で想像することはありました。あとは、俺は大学時代アナウンス研究会というサークルに入っていたんです。そこで番組発表会という出し物があって、ラジオドラマや15分のDJ番組を作るんです。そのとき映像とかミニドラマを作っていたのですが、物語を考えるという癖みたいなものがついたかもしれません」
○「小説もレインボーの単独ライブを作ったみたいなイメージ」
頭のなかで想像したストーリーを文字にすることにはあまり抵抗がなかった。思ったよりもスラスラと書くことができた。コントを考えるときも、文章に困ったことはなかったという。
しかし、出版物として出すということは、ジャンボが思っていた以上に、ハードルが高かった。
「楽しく書いていたのですが、本来俺はとてもだらしない性格。昭和の文豪みたいで生意気ですが、いろいろな理由をつけて締め切りを延ばしてしまい、結局1年半ぐらいかかってしまいました。