2023年12月25日 18:00
ジャンボたかお「恥部をさらけ出すことで救われる人がいる」 芸人のやりがい語る
ついサボって先輩とパチンコ打ちに行ったりして迷惑をかけてしまいました」。
お笑い芸人という軸を持ちながらの執筆。小説はコントのネタが元になっているところもあったというが、コントのネタを書くのと、小説を書くのは相容れるものなのだろうか――。
「俺の場合はめちゃくちゃ同じでしたね。ほぼコントっぽく書いていたので。あまりコントを書く、小説を書く……という境目はなかったです。まあ多少表現的に小説っぽい言い回しみたいなものは意識しましたが。でもコントを書いていたので、すんなり小説も書けたと思います。
普通にコントを作っていくうちに、いろいろ蓄積されていったのだと思います」
さらにジャンボは、今回書き上げた小説について、完全にコントと地続きであることを力説する。
「この小説って、言ってみればお笑いの単独ライブなんです。お笑いの単独ライブって芸人にとっては、非常に大切なもので。俺らは単独ライブをやるとき、一つの作品として終わりたいというか、観に来た方が『作品を観た』という気持ちになってもらいたいと思ってやっているんです。だからこの小説も、レインボーの単独ライブを作ったみたいなイメージなんです」
●処女作で「すべてさらけ出した」