2023年12月30日 11:00
『サンクチュアリ』脚本・金沢知樹氏が譲れなかった“ツカミ”とは――偶然の一致や未回収点、続編にも言及
●『サンクチュアリ』で譲れなかった2つの“ツカミ”
5月に配信されるとすぐに日本で連日1位を獲得し、世界50以上の国と地域でもTOP10入りするなど、正に“2023年を代表するドラマ”として国内外で注目を集めたNetflixの大ヒットドラマ『サンクチュアリ-聖域-』。12月にはアジア圏最大級のコンペティション「Asian Academy Creative Awards」のBEST SCREENPLAY(脚本賞)にて日本代表に選出され、アジアの作品と戦い、最優秀賞を受賞するという快挙を成し遂げた。
そんなAACA授賞式登壇のためにシンガポールを訪れた脚本家の金沢氏にインタビュー。シンガポールの街並みを巡りながら、『サンクチュアリ』で大事にした2つのツカミや思い入れのあるキャラクター、そして実際に起きた出来事と重なる点や回収されていないストーリー、続編について話を聞いた。
○実現するのか不安な中書き上げた『サンクチュアリ』
――金沢さんが脚本を手掛けた『サンクチュアリ』が、アジア圏最大級のコンペティション、Asian Academy Creative AwardsのBEST SCREENPLAY(脚本賞)