2024年2月1日 12:00
“私の卒業”出身の星乃夢奈&小林虎之介、プロデューサーが明かす変化「最初は尖っていた」
そこを理解してもらうことがすごく大事で、自分が目立とう! とか、私は! 俺は! っていう事ではないんです。周りに対してどういう風な目配り・気配りをしているのか、を見ています。
――オーディションという形式上、目立たなきゃ! と思ってしまう心理もあると思いますし、そこからチームプレイという意識を持つのは難しいように感じるのですが、ワークショップを経て徐々に変化していくものでしょうか?
同世代くらいの方々が集まって、役に向かって進んでいくので、最初はやっぱり競争という考えなんです。もちろん、競争させている部分もあって、ワークショップのときには、僕が書いてる脚本がある程度できていて、「どの役でも良いから、好きな役をやってごらん」と言って、各々好きな役をやってもらう。そうすると、同じ役同士でライバル心が芽生えてきたりするんです。
でも、お互いに役に対して、どうアプローチしたか、ということをディスカッションさせるんです。そうすると、それぞれの良さを取り入れて芝居がより立体的になっていく。だから、あくまでもチームプレイなんだと。
1人でやっているわけではなくて、必ずいろんな人の力が関わって成立しているんだということを勉強してもらいたいんです。