モモコグミカンパニー、BiSH解散までの日々つづった『解散ノート』は“闘病記”「葛藤していた日々も宝物」
と模索してもがいている日々でしたが、最後は笑顔で東京ドームに立ってやり切ったと言えたので。プロデューサーの渡辺さんとの面談の様子も生々しく書いているので、一緒に面談を受けているような気持ちで読めると思いますし、少しでも人生に悩んでいる人たちの励みになればいいなと思います。
●解散と向き合って生きた中で見つけた希望
――BiSHの解散にしっかりと向き合って生きた中で、何か気づきや学びなどありましたらお聞かせください。
芸能界はもしかしたら汚いのかもしれないと思っていましたが、見てくれる人は見てくれるし、頑張ったら頑張った分だけ、結果が表に出て評価されなくても自分のためになっているというのがわかり、それはとても私にとって希望になりました。また、地に足つけて自分の人生を歩むってこういうことなんだなとわかってきて、自分の足で歩くってこんなに怖いことなんだということも知りました。
――自分の足で歩く怖さを感じつつ、その大切さを感じられたわけですね。
そうですね。つらくなって親に「解散決まっているけど、私はもうダメだから、最後までできない」って泣きながら電話したこともありますし、いつでも強くいられたわけではないですが、葛藤していた日々もすごく宝物だったと思うし、今、自分が1人でいられるのも、その時期があったからだなと感じています。