2013年11月5日 21:49
今年のJ.D.パワー満足度調査を読み解く - 総合順位はau、通信品質・エリアはドコモに、3社ともに「つながりやすさ」の強化に注力
ちなみに本調査は7月に行われており、この時点でKDDI(au)の提供するiPhoneは800MHzのプラチナバンドに未対応だった。これを考慮すると、今回「通信品質・エリア」では不利だったのかもしれない。
「通信品質・エリア」「アフターサービス対応」がトップ評価だったNTTドコモは、現在
LTEサービス「Xi」のエリア拡大・高速化を急ピッチで進めている。Android端末においては現在、東名阪を中心に150Mbpsに対応する基地局数が増加中だ。さらに10月に行われた記者説明会では、800MHz/ 1.5GHz/ 1.7GHz/2GHzの4つの周波数帯の電波を使った「クアッドバンド LTE」の概要を発表している。
俳優の渡辺謙を起用したCMで繰り返しアピールしている通り、同社のネットワークは今後ますます「Strong.」なものになっていくことが期待される。また、同社では毎年「ショップスタッフ応対コンテスト」を開催するなど、スタッフの育成にも注力している。こうした成果がアフターサービス対応の高評価につながったといえるのではないだろうか。
今回の調査はNTTドコモがiPhoneを発売する前に行われたもの。