スピルバーグ監督の深い日本愛! 三船敏郎や宮崎駿監督を語る
AIがどんどん発達しているから、人間より賢いものを作ってしまうとコントロールできなくなるから怖いよね。
また、サイボーグのように体をいじり、機械を組み込んだりすることも恐ろしい。ただ、30年後、50年後を考えると、当然そういうサイボーグ的なものが生産されていくと思う。
また、僕が今一番恐れているのがスマートフォンなんだ。要するに人間が目と目を向き合って話す機会をなくしてしまっている。本作のVRでは、アバター同士が目を見て会話をしているから、ずっとスマホを見て下を向いている状況よりはまだマシなんじゃないかと思う。
○宮崎駿監督にシンパシー
――童心を忘れないために、何か心がけていることはありますか?
それは自分がそういう人間だからだと思う。童心は捨てようと思っても、捨てられない。
朝起きる時も夜寝る時も、僕はそういう心をもったままなんだ。でも、この業界にいて、いろんな物語を語れることは、非常にラッキーだとも思う。――スピルバーグ監督は、普段、どういうものからイマジネーションを受けているのですか?
僕は常日頃から空想の世界にいる。そのことは家族に聞けばわかると思うよ。よく子どもに「今、どこにいたの?」