柿澤勇人&宮澤エマ、「演劇賞に全く縁がない」と話していた2人が菊田一夫演劇賞に
と2人揃っての受賞を喜ぶ。
宮澤は「父がアメリカ人、母が日本人で、両親の教育の方針で『絶対にバイリンガルに育てたい』という強い思いのもとえ、英語と日本語の教育を受けてきた」と自身の背景も説明。『オデッサ』では英語監修も務め「三谷幸喜さんにたくさんのご意見をさせていただき、時にはガチンコすぎて三谷さんが本気で怒ってらっしゃる瞬間もあって、引いた方がいいんだなと思ったりとか。それぐらい真摯にまっすぐに現代を生きる日本語と英語を大事にしてくれる現場だったので、こういう結果に繋がったのかなと思っています」と明かす。
また『ラビット・ホール』についても「これは現代の日本語、口語でやるべき作品だということを強く感じたので、 演出の藤田(俊太郎)さんをはじめ、プロデューサーの田中さんにぜひとも言語を見直させていただきたいと。もちろん俳優という枠組みを超えた提案であることは重々承知していたんですけれども、これをしなくてはこの作品に還元できないと思っていたので、失礼を承知で誤訳であるところですとか、『ここは絶対に日本語でこういう言い回しがいいと思う』ということを勇気を持って発言させていただいたところ、すごく快く受け入れていただいただけではなく、どうやったらもっともっと良くしていけるかということを、初日ギリギリまでみんなで検討し続けて。