くらし情報『理研など、「未成熟型ドリコールオリゴ糖」だけを分解する仕組みを発見』

2013年11月13日 11:01

理研など、「未成熟型ドリコールオリゴ糖」だけを分解する仕組みを発見

理研など、「未成熟型ドリコールオリゴ糖」だけを分解する仕組みを発見
理化学研究所(理研)は11月12日、米・サンフォード・バーナム医学研究所などとの共同研究により、哺乳動物の細胞でタンパク質と糖鎖との結合(糖鎖修飾)に使われる「ドリコールオリゴ糖」において、低グルコース環境下で「ピロフォスファターゼ」によって未成熟型ドリコールオリゴ糖だけが分解されることを発見したと発表した。

成果は、理研 グローバル研究クラスタ 理研-マックスプランク連携研究センター 糖鎖代謝学研究チームの鈴木匡チームリーダー、同・原田陽一郎特別研究員、同・糖鎖認識研究チームの安形高志チームリーダー(現・台湾・中央研究院所属副研究員)同・疾患糖鎖研究チームの谷口直之グループディレクター、サンフォード・バーナム医学研究所のHudson H. Freeze教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、11月11日付けで米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。

糖鎖は、グルコース(ブドウ糖)などの単糖が複数個連なってできており、タンパク質や脂質などの生体分子に結合して性質を変化させたり、機能を付加したりして、生体分子の品質管理や細胞内輸送、細胞間コミュニケーションなどの重要な役割を担う。

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