ミキ、『M-1』以上に欲しているもの「あれが取れたら真の漫才師」 “これまで”と“これから”語る
亜生:達成感があるんです。これがないと逆に何するんやろうと。ここの県のお客さんはこんな反応をするんだとか、そういうのも楽しいです。
――ここ数年で劇場や全国ツアーに対する気持ちなど、何か変わったことはありますか?
昴生:やっぱりコロナ禍が大きいですね。お客さんがいないと俺らの職業は成り立たないんやなとほんまに思ったし、お客さんが来てくれることがこんなにも幸せなんやなと、あの2、3年で気づかせてもらいました。
亜生:舞台に出たらお客さんがいるのが当たり前になってしまっていましたが、お客さんが来てくれることは本当にありがたいことなんだなと感じました。
――改めて、自分たちらしさはどのように考えていますか?
亜生:お茶の間、近所の子という感じですかね。
昴生:身近な存在。
「兄弟を思い出しました」とか「うちの息子を見ているみたいでした」と言われるのがうれしいですね。ちゃんと等身大、平均のお兄ちゃん、弟だからだと思います。自分でも「俺、お兄ちゃん感出てるわ」って思いますもん(笑)
亜生:「弟ってこんなんやな」っていうのが僕です(笑)
――仕事のパートナーになっても関係性は変わらず?
昴生:兄と弟という芯のところは変わらないですね。