ミキ、『M-1』以上に欲しているもの「あれが取れたら真の漫才師」 “これまで”と“これから”語る
でも終わったら「やっぱやる」となったので「いいよ」と。僕はなんなら『M-1』好きなので。
昴生:逃げやなと思ったんです。他人の評価ばかり気にして。結果はどうであれ、やってみればええやんって考え直しました。応援してくれている人たちの思いに応えたいという気持ちもありますし。『M-1』を見て「『ミキ漫』で見たネタや」と思ってもらえたら幸せです。
亜生:2回決勝に出させてもらっているだけでありがたいですし。
昴生:ほんまにありがたい。
――出場は続けるも、以前とは違って自分たちが好きな漫才で勝負するように。
昴生:本当にやりたい漫才を、『M-1』のお客さんとかではなく、今日のお客さんに向けてやる。だから僕らは『M-1』用のネタなんてここ何年ないです。――決勝に進出したときはしんどかったとおっしゃっていましたが、好きな漫才をするようになって楽しめるようになりましたか?
昴生:あのときより格段に楽しいですし、好きなことができていて幸せです。初めて決勝に行った翌年に全国ツアーを始めたんですけど、『M-1』のことを考えすぎて、全部『M-1』用のネタと思ってやったら、最初の会場でめっちゃスベったんです。