松重豊、監督として見た俳優・松重豊は「なかなかいいやつ」「器用な役者」
と作品に込めた思いを語った。撮影で印象的だったことを聞かれると、「五郎が『腹が減った』と言って、ポンポンポンと画が引いていく印象的なカット(孤独カット)があるんですが、大風呂敷を広げたということでどこでやったらいちばん映えるのかと……エッフェル塔だ! と(笑) それをプロデューサーに言ったら『今は海外は無理ですよ!!』と言われたんですが、なんとかしてくれた」とフランス・パリでのロケが実現したことを明かす。「最高の天気のなかでエッフェル塔を背景に、“孤独カット”が撮れた。それがクランクインだったので、幸先のいいスタートが切れた」と振り返り、「ユーロ高かったですね~」と製作側の顔ものぞかせていた。
報道陣からの質疑応答では「監督として松重豊という俳優はどう見えたか」という質問が。これに松重は「僕は自分が出た作品はほとんど観ないので、自分がよくわかっていなかったんです。今回自分を嫌というほど見たんですけど、なかなかいいやつですね(笑) なかなかちゃんと芝居するので、編集も楽でしたし、器用な役者さんだと思います」と自画自賛し、会場の笑いを誘った。
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