『インクレディブル・ファミリー』大ヒットの理由は“共感”!? 監督が分析
――その意味では、カリフォルニアのディズニーランドにおけるピクサーの世界観を再現したエリア、「ピクサー・ピア」の新登場(6月23日)は成功なのでは?
そこには自ずと限界があり、すべての世界観をマッシュアップしてはいけないとは思う。たとえばマーベルと『インクレディブル・ファミリー』のコラボが見たいという人がいるけれども、僕はそれはとんでもないアイデアだと思うし、ディズニーランドのピクサーのエリアにはピクサーのキャラクターだけがいてほしいと思う。でも、お偉方の中には「いいアイデアが浮かんだぞ! ルークとアイアンマン、ウッディとバズをダンスパーティーに一緒に出したらどうかな?」などという人もいて、僕は絶対反対だね(笑)。感謝祭には七面鳥のディナーが出て来るけれど、ああいうものを全部ひとつにして混ぜてグレーになったような状態だよ。それを食べる人もいるだろうけれど、僕はそういうものを美味しいとは思わないのでね(笑)。――監督とエドナ・モードの2ショットくらいはいいですよね?(笑)
だって家族だからね。ピュアだ。そのアイデアはいけてると思う(笑)。
■プロフィール
ブラッド・バード監督
1957年生まれ。