山本耕史、「俳優人生の原点」『RENT』で感じた情熱の大切さ 全編英語で再び 完走後は新たな挑戦の可能性も
『RENT』で感じた情熱の大切さ。今はなかなか厳しいことを言い合うのは難しくなっているとはいえ、自分を抑えずぶつけ合うことも時には必要だと考えている。
「戦いたいというわけではないけど、それぐらいのエネルギーを持った人がいることによってまとまることもあるし、本来作品作りにおいてすごく大事なことだと思います。当時、みんなすごくお酒を飲んで、声が枯れても控えることなく飲んでいて、それも『RENT』っぽかったなと。今日の自分で思いっきりシャウトしてやろうみたいな人たちの集まりだったので、すごいエネルギーがあった気がします」
作品自体にもものすごく力があると山本は語る。
「満足していない人たちの『俺はこんなもんじゃない』『私はもっとやれる』という思いが詰まった作品で、そういった思いはミュージシャンやカメラマン、ものを書く人たちにあり続けるものだと思います。大成功している話ではなく、もがき苦しみながら今日をとにかく生きなきゃいけないという話だから、みんなが共感できるのではないかなと思います」
○全編英語への挑戦「言葉の壁をどれだけ越えていけるか」
俳優人生の原点となった『RENT』。今回、日米合作版として再びマーク役としての出演が決まった時は、「また『RENT』をやれるという気持ちと、『え、英語でやるの!?』という気持ちと、2つの感情があった」