黒島結菜、太ったピエロ姿になった特殊メイクの裏側「見てみたらちゃんと私」
太った顔にするために顔につけるマスクが分厚いため、表情がわかりやすくなるようにあえて口の周りは薄くするなどのこだわりも随所に散りばめられている。
実際に太った品川ピエロへと変身した黒島は「特殊メイクをした時はずっと座っていて身動きが取れない状態だったので、自分がどういう姿になっているのかが分からなかったんです」と語る。しかし、完成した自身について「見てみたらちゃんと私なんですよね」「私の面影はあって、ちゃんと太っていて、あ……怖いって思いました」と印象を明かしている。
もう一つの注目ポイントが、主人公夏目アラタが最初に真珠に対面した時に特徴的なガタガタの歯だ。今回の実写化においても、原作者・乃木坂太郎も「真珠の『歯』は、自分の人生を奪われ続けた真珠の存在証明の象徴なので、作者としてはそこは絶対に譲れない」と語るこの特徴的な歯並びの再現は、特注のマウスピースを制作することによって実現。大きすぎず、出っ歯にならないように、ちゃんと口を閉じられるようにするなど細部までこだわり抜くために制作に5カ月もの期間が要され、黒島自身も何度も試着し改良が加えられ続けた。その甲斐あって、原作ファンからも「ガタボロ歯の真珠の怖かわ再現性凄い」