高杉真宙・加藤諒・渡辺大知、ハードな金庫強盗シーンで生まれた一体感
渡辺:1日しか撮ってないのに、一週間分くらい撮ったようだった(笑)
高杉:密度が濃いですね。
加藤:撮影休みを1日はさんだだけでも、すごく、久しぶりに会った感じになる(笑)。
○必死に生きようとする姿を見て欲しい
――改めて、作品の心に響いた部分や、好きなところはどういう点ですか?
高杉:”生きる”作品だなとは思っているんですけど、伝わっていたらいいなというのがあるのが、たたきのシーンもそうですし、叩く前のシーンも、牛丼を食べているシーンもそうですけど、全部”生きたい”という気持ちからやっていることで、撮影に入ってから気づきました。何かをすることに対して、初めて生きてる実感ができた、彼らにとってそれは当たり前じゃないんだ、と思って撮影しています。スクリーンを通して、皆さんに伝わっていたらいいなと思います。
加藤:お話をいただいたときに入江監督から「やってることは犯罪だけど、バックグラウンドがある」という言葉をいただいたので、そういうところを大事に演じられてきたと思います。やっていることは窃盗なんだけど、僕たちが演じている3人は過去に虐待をされていたこともあり、必死に生きようとしている点が、心に響きます。