松任谷由実「歌だけが詠み人知らずとして残っていくことが理想」
「音楽は“時間をデザインする”ということです。そこが他の表現と大きく違うところ。私の場合、歌作りは、ある音律にそれしかないという音律を持った言葉を乗せて編んでいきます。プロットが先に浮かぶこともあります。大好きな日本語、インターネットの暴力などによって、この先、英語に駆逐されていく運命にある美しい表現、美しい響き…歌はそれらをより軽やかに鮮やかに、あるときは憂いを含み、雨の匂いや風の色を運んで人々に届き、思い出に刻まれ、無限のストーリーになっていきます。こうしている今も、世界中で年間に500に近い部族やその言語が失われていっていると聞きます。歌はそれを口ずさむ人が死に絶えてしまったら消滅します。そう遠くない未来に私が死んで、私の名前が消え去られても、私の歌だけが詠み人知らずとして残っていくことが私の理想です」。
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