松本まりか、”存在自体がフェロモン”の美人女医役に「ハードルが…」
実は松本さん同様で、原作の黒宮を当初から栁さんで読んでいました。ここまでイメージ通りにキャスティングがバチっと決まることが珍しく、僕も驚いているくらいです(笑)。この黒宮という役は、セリフがほとんどありません。コミュ障なので。でも栁さんが演じると不思議なもので、リアクション・息遣い・動き・所作 etc.で黒宮をとてもかわいく、愛らしく見せるんです。自信を持って言えます、めちゃめちゃ愛らしい栁さん演じる黒宮、必見です!
そして、天久翼。1番時間をかけて選びました。原作の「少年のような外見で小柄。
でも30歳を超えていて、人の心を見透かす毒舌」という要素を、どうやって映像にしようかと悩みました。年齢層も10〜30代と幅広く、約2カ月半かけてオーディションを重ね、そして辿り着いたのが、期待の大型新人・板垣李光人さん。初めてお会いした際には、こんな美しい少年がいるのだろうかと見惚れてしまったくらいです。16歳の板垣くんですが、不思議と年相応の少年にも、30代にも見える瞬間があるんです。彼が持つミステリアスな美しさは、まさに天久に1番必要な要素でした。