くらし情報『『ぼけますから』信友監督、絶望からの心境変化とは…撮影の裏側語る』

2018年12月16日 06:00

『ぼけますから』信友監督、絶望からの心境変化とは…撮影の裏側語る

『ぼけますから』信友監督、絶望からの心境変化とは…撮影の裏側語る

話題のドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の信友直子監督がこのほど、都内で取材に応じ、撮影の裏話を語った。

この映画は、信友監督がアルツハイマー型認知症の診断を受けた母を抱えた家族の内側を、娘だからこその視点で丁寧に描いたドキュメンタリー。90歳を超えた父が80代後半の母の介護を始める日々が描かれ、自身も仕事を辞めて実家に帰るべきかという思いを持ちながらも「撮り続けることがディレクターとしての使命」と感じ、作り上げた作品だ。

最初はフジテレビ系情報番組『Mr.サンデー』(毎週日曜22:00~)で、2016年9月に2週にわたって特集。その後、継続取材とともに17年10月にBSフジで放送されて反響を呼んだことを受け、映画化が実現した。11月3日から東京・ポレポレ東中野で上映が開始されると口コミで話題となり、12月15日現在で48館での上映が決まっている。
○きっかけは「ADがチクった」

カメラを回し始めたのは2001年だが、きっかけは「ただビデオカメラを買ったから(笑)」(信友監督)ということで、作品にすることは全く意識せずに家族のプライベートを撮影。
14年に母が認知症の診断を受け、その日々を記録しようと考えたが、「父も母もプライドがあるので、両親が亡くなってから形にしようと思って、撮りためていました」

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