くらし情報『プロ野球死亡遊戯が初の小説書籍化 村田修一氏に共感する理由も明かす』

プロ野球死亡遊戯が初の小説書籍化 村田修一氏に共感する理由も明かす

普段あまり語られない、"人間"の部分を書きたかったんです。俺ら会社員も、野球選手も変わらない部分もあるよと思っています。

――そういった点で、中溝さんが特に共感できる選手は誰ですか。

引退しましたが、村田(修一)さんです。年が近いというのもありますし、晩年は報われなかったじゃないですか。最終的には理不尽な自由契約で、巨人から独立リーグに行くという。僕らの仕事も、良いときとダメなときがあるわけで、それを重ねられる選手に惹かれますね。

――中溝さんは、村田さんが独立リーグでプレーされてるとき、インタビューもしてましたね。


栃木まで行って取材しました。想像していた以上に厳しい環境で野球をしてるんだなと感じました。スポーツニュースを見ていると、「独立リーグから挑戦」という美しいストーリーで描かれるんですが、実際に友達もいない土地に家族と離れて行くことは、言うほど簡単じゃねえなと。でも、村田さんはそれをやっているんだなと感じることができました。
○■2018年の巨人の振り返りと2019年の巨人の展望

――そうなんですね。そんな村田さんを自由契約にして迎えた、2018年の巨人の戦いぶりについてはいかがでしたか。

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