2019年2月8日 10:43
三谷幸喜、今昔庵閉店を惜しむ「渋谷からハチ公がなくなるのと同じ」
東京・世田谷のテレビスタジオ・東京メディアシティ(TMC)内にあるカフェ「今昔庵(こんじゃくあん)」が、多くの芸能人や業界関係者に惜しまれながら閉店し、約27年の歴史に幕を下ろした。今昔庵を愛してきた脚本家の三谷幸喜氏は、最後の営業日と思って8日朝に駆けつけたが、実際には告知された前日の7日で閉店したため、名物マスターの福田起弘さんに会うことができなかった。
連ドラの脚本家デビュー作『振り返れば奴がいる』(93年、フジテレビ)や、『古畑任三郎』(94~06年、同)など、TMCで撮影された多くの作品を手がけてきた三谷氏に話を聞くと、「(今昔庵には)駆け出しの頃からずっとお世話になってました」と回想。
「マスターは、いつもいろいろお話してくださったり、タレントさんの入りとか(収録の)何分押しとか教えてくださって(笑)。あんまりドラマ書かなくなってからたまに仕事で来ると、2~3年ぶりにお会いするんですけど、昨日会ったかのように『あぁどうも!』みたいな感じで接してくださいました」と、気軽に話しかけてきてくれたそうだ。
それだけに、閉店を聞いて「ビックリしましたね。ずっとあるものだと思ってました」