福士蒼汰、今は「自分を理解したい」 猫と一緒に振り返る出演作
人間も勝手に「わかってる」と思っちゃう。通じ合ってる気はします。絶対に!
○『旅猫リポート』は一番人間味があった
――福士さんご自身は、2018年は4作(『曇天に笑う』『ラプラスの魔女』『BLEACH』『旅猫リポート』)映画に出られてましたが、全部テイストの違う作品で、振り幅のあった1年だったのかなと思いました。その中で『旅猫リポート』はどういう位置付けだったんですか?
1番、人間らしい作品でした。『曇天に笑う』『BLEACH』は漫画原作で、『ラプラスの魔女』はキャラクターに悪魔的要素があったので、本作が1番、人間味を感じられる作品だったと思います。
――キャラクターを演じる作品と、より人間味を出していく作品だと、スイッチが切り替わったりするんですか?
ある程度は、あります。漫画原作だと、原作者さん、原作ファンの方、アニメファンの方など、いろいろな方の思いを背負っている感覚があって。小説はビジュアライズされていないので、想像の範囲が広く、自分の好きな部分を演技に持ってこられる点が違うなと思います。
ビジュアルが固定されて、かつ漫画の魂も引き継ぐというのは、けっこう大変な作業でした。