「富岡製糸場」の世界遺産認定を記念しホンモノの"絹"でできた号外を配布
――「富岡製糸場」ですから、やはり絹なんですね。
そうです。使用されている絹は100%国産で、ほぼ群馬県産のものですよ。
――これほどハイクオリティの絹新聞特別号を作るにあたり、どんな点で苦労しましたか?
やはり印刷ですね。紙と違い表面がデコボコしているので、印刷するのはかなり難度の高いものでした。
――今回は、絹への印刷という難しいことにチャレンジされたわけですが、今後はどのようなことを企画されていますか?
次は絹に印刷するのではなく「新聞を織る」ということにチャレンジしたいと考えています。
――なるほど!じゅうたんのように色付きの絹を織り込んで、新聞の文字や写真を浮き上がらせるのですね!
そうなります。技術的に難しいので少し時間はかかりそうですが、秋口くらいにはお見せできるようにしたいと思います。
――楽しみにしています!
日本の製糸技術の向上に大きく貢献した富岡製糸場。今回の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録によって、さらに多くの人に注目されることだろう。この夏は、ぜひ世界遺産見学に出掛けてみてはいかがだろうか?
(貫井康徳@dcp)