普段レースをやっているときの能力と技術を、より示せたのかなと思っています。
――セットの規模がすごくて、改めて驚きました。
僕はテレビの番組のことはそんなにわからないんですけど、出演されている方々が、ロケ現場に入って、とにかく驚いていました。「ハリウッドか!」みたいなことをおっしゃっていましたね。そこそこ年齢がいかれている方は「昔のテレビみたいだ!」と言って、ものすごく喜んでいました。
――今回の競技は、サッカー、棒倒し、カーリング、横転グランプリ、連結レースというラインナップでした。ドライバーとしての脇阪さんは、どんな面に難しさを感じていましたか?
やばいのは埃です。いくら水を撒いても埃がどんどん出てきて、僕らはいいですけど、よう大御所の方々…(笑)。
それこそ、口の中ジャリジャリになってやっているんですよ。それぞれ世代は違いますけど、子どもの頃に戻って服が汚れることも気にせずに、大の大人が車を使ってこれだけ楽しく遊んでいる。仕事で遊べるという非現実空間がすごいと思いました。基本は、車ってぶつけたらダメなんですよ。僕らレーサーも、車はぶつかることがあっても、ぶつけることはないんです。