くらし情報『「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (11) 直販長期投資ファンド設立の夢が、”あと一歩”のところで瓦解…完膚なき敗北』

2012年6月5日 08:06

「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (11) 直販長期投資ファンド設立の夢が、”あと一歩”のところで瓦解…完膚なき敗北

「お金」に興味を持つという事 - セゾン投信・中野社長の半生記 (11) 直販長期投資ファンド設立の夢が、”あと一歩”のところで瓦解…完膚なき敗北
投資信託委託業の認可申請書作成作業にようやく目途が付き、クレディセゾンの林野社長に、「間もなく投信会社としての認可が得られる見込みです」と報告しました。

数日後、私宛に林野社長から電話があり、「新たな投信事業の推進に際して、それを先導してもらう新しい社長を決めたから、その人に詳細を説明して理解をもらって事業を進めるように」との指示をいただきました。

その時、当該投資顧問会社には設立来私を重用してくださったセゾングループ生え抜きの社長がいて、私は同社の常務取締役として実質的にビジネスをリードする立場にありましたが、直販投信会社のスタートにあたってこれから取り組んで行く、いわゆるリテール(個人向け)金融ビジネスに精通したプロフェッショナルをこの会社の経営トップとして送り込む、という趣旨でした。

その新社長は大手都市銀行出身で、その後米国系大手銀行に移りさまざまな個人金融事業を運営されて来たベテラン、確かにリテール金融のプロにふさわしい立派な経歴を持って、当社に招かれたのでした。

私たちは期待を持ちながらも、不安が入り混じる中で新社長と対面しました。

日米の大銀行で金融ビジネスの経験を積み上げられて来られた自信に満ちて、かつ風格もあります。

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