2012年7月23日 08:21
読む鉄道、観る鉄道 (13) 『カサンドラ・クロス』 - 細菌兵器に感染したヨーロッパ国際特急の運命
『ハリー・ポッター』シリーズの初期の作品で魔法学校の校長を演じた人でもある。
その息子、ジャレッド・ハリスは今年3月に日本でも公開された『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』に出演。
ハンサムな登山家を演じたマーティ・シーンはチャーリー・シーンのお父さんだ。
冷酷なマッケンジー大佐を演じたバート・ランカスターの次男は『がんばれ! ベアーズ』の脚本を手がけた。
神父を演じたO・J・シンプソンはフットボール選手から役者に転向。
元スポーツマンらしく正義感のある役が多かったけれど、実生活では1994年に元妻とその友人を殺害したとして逮捕され、映画さながらのカーチェイスが話題となった。
シンプソンは刑事裁判で無罪、しかし民事では妻の友人へ犯行が認定された。
さらにシンプソンは2007年に強盗事件を起こして懲役33年、いまも塀の中だ。
出演当時もその後も話題が尽きない役者陣。
スターをたくさんそろえた本作品は、鉄道の描写も見どころたっぷり。
ただし、世界の鉄道ファンから考証のツメの甘さを指摘されている。
ジュネーブ駅のロケ地は実際にはバーゼルSBB駅。
カサンドラ鉄橋はポーランドではなく、南フランスのガラビ鉄橋でロケが行われた。