福岡県の地元っ子が選んだトンコツラーメン1位は親子三代が伝統を守る味
するとどうだ。
あっさりしたスープが細い麺にほどよく絡み、豚骨ラーメン特有の重さを感じないのだ。
豚骨だけで作ったスープからも、独特の匂いはせず、どんどん食が進む。
これは替え玉を頼むしかあるまい。
しかし、注文するのはどのタイミングがいいかということ。
最初の麺が残っている時に頼んでも、替え玉が伸びてしまいそうだし……。
ふと周囲を見回すと、その大半が替え玉を注文している。
隣の男性にそっと聞いてみると「だいたい2/3くらい食べたら頼むといいよ」というアドバイス。
今度は「ナマ」を頼むことにした。
替え玉は「ひとり鍋」に使うような鍋で提供されるが、注文すると程なく提供されるのがうれしい。
早速丼に投入してスープとよく絡ませる。
と、ここで忘れてはいけないのが特製ダレだ。
替え玉を食べるには味が薄く感じられるので、少し調整することが九州流。
麺の硬さが好みにあっていたのか、替え玉はさらにツルツルと喉を通り、間もなく完食。
スープも飲み干した。
三代目社長の山本さんによると、スープは開業時からトンコツ100%。
特製ダレで味を整えているだけだという。
「両親は最初からトンコツでやっていました。