経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (24) ”成長”し続けなければならない苦しみとは? 山田玲司氏『資本主義卒業試験』
山田 : はい。
これら3つの答えは、「今さら」と思われる方もいれば、「なるほど」と納得される方もいるでしょう。
決して単純化できるテーマではありませんが、そこを敢えて、伝わりやすい形で表現しました。
決して自分がブレていくことのないよう、幻想の世界に惑わされずに、循環する事象や物事をその都度味わい、享受していきましょうよ! と。
昼があれば夜もあります。
季節だって移ろいます。
でも、春夏が過ぎ秋になった時、その秋を憂い春夏に未練を残し続けるのではなく、秋を味わい、その後の冬も愛しましょうよ!ということです。
鈴木 : なんだか詩人のようですね。
山田 : そうですね(笑)。
でも、世の中に詩人がもっと増えていったらいいなと思いますよ。
「詩人政治家」や「詩人サラリーマン」など…。
そうなれば、もっと感性豊かで「自分」を見失わないですむ世の中に近づいていけるような気がします。
鈴木 : 金融・マーケット報道の世界で生きてきた私には、刺激的なお話の数々でした。
今日はお忙しい中、ありがとうございました。
山田 : ありがとうございました。
【拡大画像を含む完全版はこちら】