理系のための恋愛論 (453) 「一言足りない」男子たちへ
すると、相手の男性は「え? オレ、どこにも行ってないけど」とひと言、平気でウソ~なことを言ってしまいます。
その後は、「………え? いなかったじゃない」
「ハ? いたし。
ずっと」
「ええ? 何言ってるの。
このフロアにいなかったじゃない。
どうせ、コーヒーでも飲みに行ってたんでしょ」
「行ってないし。
やめて、そういうの」
「………はい」という具合で、女の子があきらめの境地に達して、男子を責めずに話を終わりにするというのがお決まりのパターンです。
恋人同士でも、女の子が「ひと言、連絡してよ」というのに対して、「したし」と間違ったひと言をいってしまうのが男性です。
そして、「え? 」
「電話した」
「着信なんかなかったよ」
「電波が届かなかったか、電源切ってたんじゃね」
「電源なんか切ってないもん」
「とにかくした」というように、話が堂々巡りになってしまうのも、最初の「したし」というひと言が間違っていたせいなのに。
「ウソ~ん」と思いますが、こんなふうに何ひとつ告げずにどこかへ向かっていってしまう男性、つい意地になってウソ……(本人たちはウソではないと言い張りますが)