ポール神田の世界は英語でつながっている! (5) ネアンデルタール人からフェニキア人まで、人類は表現したい生き物である
れないのがおかしいといわせてもらいたいが(笑)。
アルファベット圏で発明されたタイプライターから進化したキーボード入力を、パソコン時代も、そのまま無理やり、日本語に対応させたので仕方のないことだが、「表音文字」に適した入力方法で「表語文字」を打つには限界があると言わざるをえない。
■Twitterでは、日本語は最高の圧縮言語日本語で得をすることといえば、Twitterのような140文字のような文字制限がある場合に、コンパクトにニュアンスを伝えやすい。
例えば、「影響」という言葉をアルファベットで表現すると、「influence」と9文字も使用してしまう。
しかし、日本語だと9文字もあれば、「映画に影響された。
」とツイートできる。
英語で言うところの「I was influenced by movie」の25文字分のことが9文字で表現できる。
これは表意文字ならではの特徴だ。
確かにこのようにコンパクトな漢字でまとめる能力に日本人は優れている。
本来、箱庭も、お弁当も、お習字も、与えられた間取りの中でどのようにレイアウトするのかの美意識に非常に長(た)けた民族だからだ。