くらし情報『ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話 (9) 1990年代半ばまでに入った保険はお得な「お宝保険」』

2012年10月31日 11:07

ベテランFPが”こっそり”教える、知ってトクする保険の話 (9) 1990年代半ばまでに入った保険はお得な「お宝保険」

つまり、この個人年金保険は、支払う金額より400万円以上も多い金額を将来受け取ることができるのです。

次は「養老保険」。

生きていることを前提に考えると、26歳から46歳までの20年間に支払う保険料の総額は、312,000円×20年=624万円。

そして46歳までに受け取る保険金の総額は750万円です。

この養老保険では、支払う金額より約125万円も多い金額を受け取ることができます。

これらの保険は「高い固定金利の積立貯蓄」をしているのと同じです。

受取金額と支払金額の差額分は、保険会社が運用してくれているのです。

1996年3月までに契約した貯蓄性の高い個人年金保険や養老保険、終身保険などは、その時期の「予定利率」がとても高かったため、「お宝保険」と呼ばれています。


私たちが支払う保険料の一部は、保険会社が将来の保険金の支払いに備えて、契約時の固定の利率で運用します。

この運用利率を「予定利率」といいます。

将来支払われる保険金が同じであれば、「予定利率」が高いほど、支払う保険料は安くなります。

したがって、「予定利率」が高いほうが私たちにとっては有利になります。

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