戦国武将も愛用した日本刀の産地、岐阜県関市で「刃物まつり」開催
「刀剣の都」として知られる岐阜県関市で「刃物まつり」が開催される。
開催日は10月13日(土)、14日(日)の2日間。
刃物まつりは、鎌倉時代に関で刀鍛冶を始めた「元重」をしのび、また刃物の町、関の発展を祈るために行われる。
開催場所は3カ所。
メイン会場の本町通り・千年町通りでは、市内の45の刃物屋が出店する「刃物大廉売市」、「関市観光物産展」、さらに特設ステージで各種イベントが行われる。
関鍛冶伝承館では「古式日本刀鍛錬一般公開」、「刀剣研磨外装技術一般公開」、「刀剣展」が開催。
アピセ・関では「関アウトドアズナイフショー2012」が行われる。
そのほか、刃物会館、フェザーミュージアム周辺でも居合道や包丁研ぎコーナーなどさまざまなイベントが用意される。
「関うな丼」「関あゆ丼」「関からあげ」など、関のグルメや特産品も楽しむことができる。
関の刃物は良質の焼刃土と炉に使う松炭、さらに長良川、津保川の水によって支えられている。
鎌倉時代に「元重」が刀鍛冶を始めて以後、室町時代には刀鍛冶は300人を超え、折れず、曲がらず、よく切れると評判だったと伝えられている。
関の刀鍛冶で特に有名なのは「関の孫六」